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フウカside
あたしにもたれかかったチトセは、そのまま動くことがない。
フ「チ…ト、」
チトセを呼ぼうと口を開くけど、何故か声が出なかった。
そこでチトセが乗っていたホウキが真っ逆さまに落ちていくのが見えた。
あ……嘘。
フ「っチトセっ！？」
大声で呼んでチトセの肩を軽く揺する。
それでもチトセの反応はない。
次第に視界が滲んでいく。
フ「っ嫌だよ…嫌だからねっ！」
震える声で呼びかける。
手の爪に肉が食い込むのを感じながら、あたしはすぐにチトセを後ろに乗せて急降下した。
絶対。絶対に。
――――死んじゃった、なんて許さないんだから。
フ「カリンっ！カイっ！」
ビュンッと飛ばしてカリンとカイの元に行く。
真っ青な顔をしたカリンと驚いた顔をしたカイの顔を交互に見つめて、チトセの腕に自分の手を当てた。
フ「お願い。チトセを乗せてもらえるっ？」
その言葉に少し…いや、ハッキリと二人の目が大きくなった。
カ「ちょ、ちょっと待って。じゃあ、フウカちゃんは？何するつもり？」
カリンの心配そうな声に、あたしは安心させるように精いっぱい笑った。
フ「あたしは…あの巨体と勝負付けないと。…あと、アリスたちも助けないといけないし。」
そう伝えると、カリンが何言ってるのっ！と珍しく怒鳴った。
カ「フウカちゃんっていっつもそう。一人で何でも抱え込もうとして…わたしたちがいるのに。どうして分かってくれないのっ？」
フ「い、いや、別にね、抱え込もうとはしてないんだけど…。」
カ「ほらっ！すぐそう言うっ！それが抱え込んでるって言うんだよっ？」
ほとんど泣き声に近いような声でそう叫ぶカリンに、あたしは胸が苦しくなった。
フ「カリン…。」
カ「今まではずっとフウカちゃんの言う事聞いて黙ってばっかりだったけど。もう黙ってられない！」
カリンの想いがどうしようもなく、胸に染みて目頭が熱くなる。
分かってる。分かってるんだよ、カリン。
抱え込むことでカリンたちに迷惑かけちゃうかもってこと。
…だけど、そうせずにはいられないんだ。
グッと唇を噛みしめ、いつの間にか俯いていた顔を上げる。
フ「…ねぇ、カリン。カリンなら分かるでしょ？」
あたしの言葉が思ってもみなかったのか、へ？と呟いてキョトンとするカリン。
カリンに好きな人がいるように、あたしにもね。
―――――すーーーっっごく大事な人がいるから。
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カメレオン(プロフ) - 莉央さん» 久しぶり!!!すぎて一瞬時が止まったよ😆元気だった!? (2022年4月26日 6時) (
レス) id: 7a4cbd292a (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - お久しぶり！！！莉央だよ！！！！！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: 045daae5eb (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - 続編行きまーすっ！応援、ありがとーございまーすっ！頑張ります！ (2020年2月24日 1時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - 莉央さん» え―っ！めっちゃ残念！せっかく友達になれたのに…。でも、これからも頑張ってね！ありがとう！ (2020年2月23日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - ケイ！わたし占ツク辞める！！ごめんね！理由はここで話すと長いからアイリに聞いて！！ (2020年2月22日 14時) (レス) id: 667a7e2a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2019年9月16日 18時
