岩陰で ページ11
フウカside
思わぬ状況に、あたしは戸惑うばかり。
あたしが割って入っても、きっと邪魔なだけ。
でもここでジッとしてるわけにもいかないし。
かと言ってどうしたらいいのか、全く分かんないし。岩陰でただただ、この状況を見守ることしかできないでしょ。
頭の中で『あたしA』と『あたしB』が口論をする。
その間にもチトセとディガードは見るも悍ましい戦いを繰り広げていた。
フ「っ！…しっかり、フウカっ！」
何、怖がってるの。そんな事、考えてる場合？
心の中で自分を奮い立たせる。
それにしても。
また、そっと岩陰から顔を覗かせてチトセの顔を見た。
赤い瞳…だけじゃなくて、あたしがもう一つ気になってるのは…。
あの青い…ううん、青龍が張り付いた頬。
…龍が今にも動きそうな…。
その時。
キラッ
え？
チトセの頬に張り付いた龍の瞳が、キラリと光った。
それに…何だか、さっきよりも口が大きくなっているような…。
気のせい？
…ううん、気のせいじゃない。
あたしは確信した。
(何となくチトセがああなってる原因は分かったけど…どうしたらいいんだろ？)
岩を背に、体育座りをしてう〜…と唸る。
チトセを元に戻したいのは山々。
だけど、どうやってあれを取り除くのかは分かんない。
どうしてああなったのかも分かんないし。
フ「……どうしたら、いいの…。」
考えれば考えるほど、不安が募っていく。
キュッと目を固くつむって、足に顔を埋めた、まさにその時。
『…お主の心は不安定だな。』
頭上で声がして、音が出る勢いで顔を上げる。
そこにいたのは…ケオティアロだった。
フ「…今真剣に考えてる最中なの。邪魔しないでよ…ってか、ちょっ…それ以上暴れないでっ見つかるじゃんっ！」
焦りながら小さく声を出して、手招きする。
だって、せっかくあたしが隠れてるのにケオティアロはどんどん上に登っていくんだもんっ！
焦っているあたしにケオティアロは言った。
『安心するがよい…私は彼らには見えていない。』
は？ってことは…。
フ「ケオティアロの姿ってっ、あ、あたししか見えてないってことっ！？」
『そうだな。』
嘘っ！
驚きを通り越して唖然とするあたし。
あたしが必死になった時間を返してよ、と心の中で愚痴る。
と。ケオティアロが言った。
『彼らを救えるのは…其方しかおらぬぞ。』
え？あたし？
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カメレオン(プロフ) - 莉央さん» 久しぶり!!!すぎて一瞬時が止まったよ😆元気だった!? (2022年4月26日 6時) (
レス) id: 7a4cbd292a (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - お久しぶり！！！莉央だよ！！！！！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: 045daae5eb (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - 続編行きまーすっ！応援、ありがとーございまーすっ！頑張ります！ (2020年2月24日 1時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - 莉央さん» え―っ！めっちゃ残念！せっかく友達になれたのに…。でも、これからも頑張ってね！ありがとう！ (2020年2月23日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - ケイ！わたし占ツク辞める！！ごめんね！理由はここで話すと長いからアイリに聞いて！！ (2020年2月22日 14時) (レス) id: 667a7e2a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2019年9月16日 18時
