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先生がようやく冬休みに入った。
だけど、私の生活は変わらない。
毎日朝早くから、先生に見張られ…、いや見守られて勉強する日々。
「今日は部屋に荷物を取りに帰ってもいい？」
「いいけど…、夜でいい？
この課題を済ませてから。」
「今じゃダメなの？」
「だめ。
昼間はいい感じで集中力が続いてるから、この流れを止めたくないし。」
…集中力が続いてるのは、先生の方だよ。
私はそんな先生に見張られているから、緊張感とストレスで爆発寸前なのに。
目の前にいるのが先生じゃなかったら、とっくに逃げ出してる。
夕食のあと、ようやく先生は私の部屋に連れて行ってくれた。
私が荷物を詰めている間、部屋をキョロキョロ見回しては、
「この部屋って賃貸？」
なんて、先生はいきなり聞いてくる。
「ううん。
確か買ってたと思う。」
私もよく知らないんだ、そういう大人の事情は。
私が生まれた時から住んでるから、けっこう古いマンションなんだと思う。
「じゃあ、Aやお姉さんが使わなくなったらどうすんの？この部屋。」
「わかんないけど…、売るんじゃないかな。」
そんなこと考えたこともなかった。
私はずっとこの部屋に住むんだと思ってたから。
「お姉さんは？
たまに帰ってきたりすんの？」
「全然。
前に先生と会ったよね？マンションの前で。
あれ以来会ってないよ。」
先生は驚いてるけど、あんまり私の家の事情は話したくない。
きっと普通の人には理解してもらえないと思うから。
「何でそんなこと聞くの？」
「…なんとなく？」
なんとなくで、そんな重いこと聞かないでよ。
先生くらいだよ、こんなに詳しく話してるのは。
マンションからの帰り道、先生はこんなことを言い出す。
「お姉さんに言っとかなくていい？
俺の家にいるってこと。」
何で？
あれ以来、連絡すらよこしてこないお姉ちゃんに、いちいち説明する必要は無いと思う。
しかも、ややこしい性格の持ち主だから、先生の家にいるなんて言ったら大騒ぎしそうで。
また、それを先生に説明するのも面倒くさいんだ。
「言わなくていい。」
「心配しない？」
「しない。
連絡も全くないし。」
「姉妹なのに？」
だからうちは普通じゃないんだって。
そして、普通じゃないってことを、先生に知られるのが今はとても嫌なんだ。
同情もしてほしくないし、理解してほしいとも思わないから。
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わかめ(プロフ) - コメントありがとうございました！返信が二か月も遅くなりまして、大変申し訳ないですー(*'ω'*)これからはコンスタントにそこそこ更新できそうです。どうぞよろしくお願いします(*'ω'*) (2018年3月8日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - わかめさん» ずっと更新待ってました!!!今から読みます!!! (2018年1月7日 8時) (レス) id: 1599802159 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ゆきさん» いつもいつも、更新遅めで申し訳ないです(/ω＼)引き続き読んでいただけたらうれしいです(*'ω'*) (2018年1月7日 1時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - わああああ〜〜〜ありがとうございます (2018年1月2日 22時) (レス) id: 1599802159 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ゆきさん» お待たせいたしました。先程更新いたしました。ご期待に副えるかどうか心配ですがwwwこれからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m (2018年1月2日 1時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2017年12月29日 22時
