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先生のお勧めメニューはおいしかったよ。

…でもそれがますます、私を不機嫌にさせた。

このメニューも、元カノが食べてたってこと?とかって思っちゃうじゃん。

新しい彼女とのデートでは、元カノとよく行ってた場所は避けるべきだって、誰か法律ででも決めといてよ。









店を出て、先生が私の服を買ってくれるっていうから、適当な店に入ったら。

「裕太!」

って、店の奥から優さんがこちらに向かって手を振っているのが見えた。

…何で優さん!?

まさか私達がここに来ることを事前に知ってたとか?って、疑いたくなるくらいのバッドタイミング。

元カノがチラついてしまうようなこの場所で、本物の元カノの優さんと会いたくなったんだけど。

「デート?」

なんて私達の顔を交互に見回して。

「この辺で勉強合宿してるから。
Aの着替えを買いに来ただけ。」

先生のその回答は、間違ってない。

大事な部分をはしょってるだけ。

ホテルのツインの密室に2人で籠ってるだとか、そういうのは全て省略して。









優さんは今日は1人で買い物に来たんだって。

だけど、

「Aちゃんの服、私も一緒に選んであげるー。」

なんて無邪気に言いながら、ちゃっかり私達の間に割り込んで来るあたりが、天然なのかわざとなのか読めない感じ。

服を選んでる途中、先生の携帯が鳴って、

「ちょっと待ってて。」

って、店を出て行った僅かな間に、私はようやく優さんの正体を目の当たりにすることになった。

「付き合ってるんだって?裕太と。
でも、春には返してくれるんだよね?」

私は優さんの言葉の意味が理解出来なくて、返事ができずにいた。

「だって、期間限定なんでしょ?
裕太とAちゃんの交際って。」

…確かに、最初は18の誕生日に先生を振る約束になってたけど。

最近ではそんな約束、すっかり忘れてたのに。

でも、もしかしたら、忘れちゃってるのは私だけなのかもね。

先生はちゃんと覚えてて、春には私と別れるつもりなのかもしれないし。

そんなネガティブな思想も湧いてくるくらい、優さんの言葉は痛烈に私の胸にぐさりと突き刺さった。

「忘年会の温泉旅行も行かないって言うし。
それもAちゃんのせいでしょ?」

「…ごめんなさい。」

自分で謝っといて思う。

なんで「ごめんなさい」???

でも、謝らなきゃいけないような雰囲気を作ってくる優さんが怖くて、思わず謝ってしまった。

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わかめ(プロフ) - コメントありがとうございました!返信が二か月も遅くなりまして、大変申し訳ないですー(*'ω'*)これからはコンスタントにそこそこ更新できそうです。どうぞよろしくお願いします(*'ω'*) (2018年3月8日 22時) (レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - わかめさん» ずっと更新待ってました!!!今から読みます!!! (2018年1月7日 8時) (レス) id: 1599802159 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ゆきさん» いつもいつも、更新遅めで申し訳ないです(/ω\)引き続き読んでいただけたらうれしいです(*'ω'*) (2018年1月7日 1時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - わああああ〜〜〜ありがとうございます (2018年1月2日 22時) (レス) id: 1599802159 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ゆきさん» お待たせいたしました。先程更新いたしました。ご期待に副えるかどうか心配ですがwwwこれからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m (2018年1月2日 1時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わかめ | 作成日時:2017年12月29日 22時

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