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まさかここで、「私の部屋で」なんて言えるはずもなく、
「そこまでは知らないよ…。」
なんて誤魔化しながら、逃げ時を探すけど、
「Aちゃんは、二階堂くんの住所とか知ってんの？」
まだ紗矢ちゃんは私を解放するつもりは無いらしい。
何も悪いことなんかしてないのに、まるで責められてるみたいだ。
「ニカなら実家に帰ってんじゃない？」
たまたま横を通りかかった玉森くんが、いい感じに会話に割り込んでくる。
「実家？
二階堂くんの実家ってどこ？」
尋問対象が玉森くんに移った隙に、帰り支度をしてそのまま教室から逃げ出した。
紗矢ちゃん、怖過ぎなんですけど！
もし二階堂くんを部屋に匿ってるなんて知ったら、私はどんな扱いを受けることになるんだろう。
想像しただけで恐ろしい！！！
その夜、バイトから帰ってすぐに今日の話を二階堂くんに話して聞かせた。
「…何それ。
もしAが俺の部屋とか教えちゃったら、勝手にお見舞いとかに来るパターン？」
「…ありえるかもね。」
なんて言いながらも、私はなんだか、さっきからモヤモヤが止まらない。
二階堂くんが翠ちゃんのことを好きになっちゃったらどうしよう。
そして、モヤモヤしちゃうこの気持ちは、何で発生しちゃうんだろう。
だから、思い切って聞いてみた。
「二階堂くんは翠ちゃんのこと、本当のところはどう思ってんの？」
二階堂くんはこの手の話は、嫌がるかもしれないけど。
ここんとこはハッキリさせとかないと。
案の定、二階堂くんは、
「…別に、なんとも。」
とか、愛想なく答えてくる。
急にテンションが下がるから、もうこの話はしたくないんだろうけど、
「本当にはっきり断ったの？」
なんてつい、追及してしまった。
「断ったって。
今は誰とも付き合う余裕がないからって。」
二階堂くんはムッとしながらそう言ってくるけど。
…それってさ、きちんと断ってないよね？
相手は勘違いしちゃうよね？
今はだめだけど、そのうちチャンスはあるんじゃないかって、期待しちゃうよね？
「それって、ちゃんと断れてないと思うよ。」
「何で？」
「何でって…。」
「Aは俺とあの子が付き合えばいいって思ってんの？」
ぶすっと二階堂くんはそんなことを聞いてくるけど、逆だよ逆！
私は２人に付き合ってほしくないんだって。
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わかめ(プロフ) - にかはるかさん» そろそろ話もいい感じに入ってきました(/ω＼)今日も更新しましたので、是非、読んでいただければ幸いです(*'ω'*) (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
にかはるか(プロフ) - 主人公ちゃん頑張ったー！にかちゃんどうするんだろ？ラブラブになれるかなー？！ドキドキがとまりません！！ (2018年4月17日 4時) (レス) id: 3dfef49e61 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - チョコブラックさん» コメントありがとうございますm(_ _)mどちらも読んでいただけて幸せですー(*´∀`)♪ (2018年4月9日 23時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
チョコブラック(プロフ) - タマちゃんの方も読んだけどどっちも面白いし、読みやすい！ (2018年4月8日 10時) (レス) id: e5c704bd79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2018年3月21日 4時
