キスフレ 2

告白 ページ4

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実「 A……A！ 」



『 あっ！え……？ 』



実「ボーッとして、どうしたの？ 」



『 あ、ごめん…… 』



凌「 もしかして、体調悪いんじゃ
ないですか？ 」



『 そ、そんなことないよ…… 』



凌「 熱、あるじゃないですか！ 」




凌くんの手が額に置かれる。



実「 上着持ってくるね…… 」



凌「 俺、送りますよ！ 」



実「 じゃあ凌くん、よろしくね。 」



凌「 はい！任せてください！ 」




気付くと意識を手放していた。







〜 〜 〜 〜





『 ん…… 』



凌「 大丈夫ですか？冷えピタ貼りますね。 」



『 ありがとう……凌くん。 』



凌「 A先輩のためなら……
なんでもします。」



『 凌くんは優しいね…… 』



凌「 A先輩にだけですよ。
俺……A先輩のことが
好きです！ 」



『 えっ…… 』



凌「 入社してA先輩が教育係に
なってくれた時からずっと
好きでした。 」



『 でも、私好きな人がいるの…… 』



凌「 わかってます……でも俺のことも
ちょっと考えてみてください。 」





ベッドに横になる私の頭を
優しく撫でる凌くん。





凌「 なんか弱ったところに漬け込む感じに
なっちゃってすいません。
俺帰りますね！お大事になさって
ください。 」




『 えっ…… 』






返事をする間も無く凌くんは
帰ってしまった。

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