キスフレ 2

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『 じゃあ、與くんが話してたっていう
ずっと好きな子って…… 』




隆「 お前だよ。俺の初恋で、今も好きな人。
ずっとお前が好きだったんだよ。
忘れられなかった。 」




『 待って……じゃあどうして
私のことキスフレにしたの？ 』




隆「 怖かったんだ。全てを話して
引かれるのが。それと…… 」



『 ……それと？ 』



隆「 好きすぎて、付き合ったらどうにか
なりそうだったから…… 」



『 でも、私は…… 』



秀「 A。 」



『 秀ちゃん…… 』



秀「 俺のことはいい。本当に好きな人と
幸せになれ。 」



『 ありがとう…… 』



秀「 西島、よろしく頼むぞ。 」



『 私も、隆弘くんのことが好き！ 』



隆「 A…… 」



秀「 幸せになれよ！ 」



隆「 ありがとう、末吉。 」





秀ちゃんは笑顔で屋上をあとにした。








『 もう……隆弘くんのばか。 』



隆「 ごめん……ずっと言えなくて。 」



『 私、本当に隆弘くんのこと
好きなんだから。 』



隆「 俺だって……何年お前のこと
想い続けたか……
俺は重い男だから覚悟しろよ！ 」



『 ふふっわかってる。 』



隆「 好きだよ、A。
俺と、付き合ってください。 」



『 はい、もちろん。 』




久しぶりに感じた隆弘くんの唇の熱は
心地よくあたたかかった。

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