検索窓
今日:31 hit、昨日:47 hit、合計:83,072 hit

落とすように : 土方 ページ26

ピピピピ


土「あ?総悟?
てめぇ、いつまで見廻りしてん、…は?」



夜中になっても帰って来やしねぇ総悟から
突然、電話が鳴ったと思うと
一度では理解し切れねぇことを
さらりと言い退けやがった。



沖『だからぁ、四辻が
やべぇことしてるみてぇなんで
すぐ屋敷に行った方が良さそうでさぁ。
俺は先に向かうんで早く来てくだせぇ』


土「ざっくりし過ぎだろっつってんだ!
は!?おま、どこ情報だ、そりゃ!?
見廻りしてたんだよなぁ!?」


沖『してやしたよ、
何寝惚けたこと言ってんでさぁ。
何か足引き摺ってる野郎がいたんで
職質しようとしたら、いきなり肩掴まれ、』


土「足!?おい、そいつは!?代われ!」


沖『足が痛むみてぇなんで置いてきやした』


土「は?置いてきた?え、お前もしかして、」


沖『走ってたんで今四辻の屋敷、着きやした。
先入ってんで早くしてくだせぇ。じゃ』


土「ちょっ、おい!」ツーツーツー



がらっっ



土「くそ!山崎いぃぃっ!」



…バタバタっ



山「は、はい!?
こんな夜中にどうしました!?」


近「おい、トシ!?一体何事だ!?」


土「すまねえ、近藤さん。
通報が入って、総悟が先に向かってる。
4番隊を連れて行く!山崎!掴んだぞ」


山「!?りょ、了解です!」


近「お、おう!掴んだって何を?
了解って何を?トシぃ!?」



近藤さんには悪ぃが、
今は急がねぇとなるめえ。
平太が真選組に助けを求めた。
となれば、やはり
出張に行ってる筈の四辻が
戻って来てるってことだ。



土「…おい!急ぐぞ!」



山崎が運転するパトカーに乗り込み、
4番隊と共に四辻の屋敷に走らせていると
不思議な動きをしている影が目に入り
山崎に止まれ!と声を上げる。



土「平太っ!」


平「はぁ、はぁ…
真選組っ!!お願いします!
旦那さまを、四辻を止めてください!」


土「今向かうところだ、早く乗れ!」


平「は、はいっ!」



平太が後部座席に乗り込み、
追い抜かせた4番隊を追う。



土「総悟、…お前が話した隊員から
ざっくり話は聞いた。一体、何があった」


平「…あれ、あなたはあの時の、」


土「何があった!?」


平「!よ、四辻が妻を拘束して
恐らく、俺と同じような目に
合わせようとしてます!」


山「っ拘束!?」


平「それから…、」


土「なんだ!?早く言え!」



煽る俺に平太は爪が食い込む程に
掌を握り締め、落とすように声にした。



平「…っ四辻は親殺しをしています」

お前が悪い→←必然、 : 平太



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
108人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 土方十四郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にじゅまるる(プロフ) - 美雨さん» いえいえ!!こちらこそ修正してくださってありがとうございました!!(°▽°) (2019年5月1日 9時) (レス) id: dfaa12cf19 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - にじゅまるるさん» あわわわ…!何故に三番隊!笑 完全に間違えていました!ご指摘、わざわざ、ありがとうございます!!修正させていただきました! (2019年5月1日 0時) (レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
にじゅまるる(プロフ) - こんにちわ^^!!少し聞きたいことがあるんですが、三番隊隊長は総悟じゃなくて終兄さんじゃないんですか?もし私の間違いであればごめんなさい…けれど気になったので… (2019年4月30日 15時) (レス) id: dfaa12cf19 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - 夏終朝凪さん» 嬉しいお言葉ありがとうございますっっ!!これからもう少し銀魂世界寄りになっていく予定なので、引き続き楽しみにしてもらえたらと思います!コメントありがとうございます涙 (2019年4月16日 23時) (レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きが気になります!とても読みやすいですね!更新楽しみにしてます!(*´▽`*) (2019年4月16日 21時) (レス) id: 06ec7af5b3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美雨 | 作成日時:2019年3月29日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。