【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本で色々大変だってさ【男主】

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高「謎の多い事件でね…車内に大量の血が飛び散っていて、1mmに満たない血痕もあったって鑑識さんが…ってぁあ！戻らなきゃ！お先に失礼しますね！」







慌てて走り去る高木刑事の姿をじーっと見つめる安室さん。楠田陸道……こいつも少し調べてみるか。





『(1mmにも満たない…拳銃か)』






こんな安全そうな日本でも、拳銃だとか…まぁ安全な場所なんてどこにもねーけど













蘭「Aさん、こんな時間までコナンくん見ててもらっちゃってすみません…乗せてもらったのも助かりました！ありがとうございました！」




『あ、うん。お母さん元気そうでよかったね。帰りはどうするの？』




蘭「父も居るので三人で帰ります！今度お礼させてください。ではまた！」






『はーい、気をつけてね。………さて、俺も帰るかなぁ』







残された駐車場に安室さんと二人。未だに何か考え込んでいる安室さんに聞こえるように呟いたんだけど反応は無い








『安室さん？…………ゼロ』





安「ッ、あ、Aさん？すみませんボーッとしちゃって」




『大丈夫ですか？すごい疲れた顔してますけど』





そう言って安室さんの目の下に手を伸ばす。この人はいつもここの隈が酷いよなぁ






安「…はは、そうですね。でも今頑張らないとダメなんです」





『そ…。でも焦るのはよくないと思うよ』




安「そう、ですね。では僕も帰って休みますね」






フラッとしながら歩いて駐車場外に出ようとする。今日は車じゃないのか？楠田という男に随分執着しているようだったしよっぽど得たい情報だったんだろうか…その後ろ姿がなんか放っておけなくて、気付いたら『乗っていきます？』なんて声をかけていた。










安「Aさんて免許持ってたんですね！」




『まぁ、レンタカーだけど』




安「なんかAさんの運転してる姿、新鮮ですね」




『俺は安室さんが助手席に居るのが変な感じだよ』







横を見ると何が楽しいのかニコニコしている安室さん。あれ、さっきまで疲れきった顔してたのに元気じゃんか







『……安室さんて本名？』




安「え、そうですけど…何でですか？」




『いやぁ、なんとなく。あだ名が気になって…透とゼロってやっぱり結び付かないなぁと』




安「あはは、なに言ってるんですかAさん」





『んー、そうだなぁ…ゼロ……だとレイ、って名前の方がしっくりくる』





安「え…」

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