家に、北山ってやつが住み着きました。

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横尾side





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｢太輔……｣




宮田さんと玉森さん、二人きりにさせてあげたくて、太輔のことも心配だから、


2人に別れを告げて太輔の病室に来たけど、ベッドの上で苦しそうに眠ってる





｢……｣





太輔は、あのみっちゃんを見たんだ




俺でも、一瞬だけだったけど痛々しくて……目を逸らしてしまいたいほどだった







｢……大丈夫、だよね｣






太輔を、ちゃんと支えてやらないとって思うのに



、俺…怖いのかもしれない………




全然、冷静になれない俺は、いつぶりかに、涙が出てきた






『藤ヶ谷の傍に……いてあげられないから』



そう言ってたみっちゃんを思い出した






それは……消えてしまうってこと？





玉森さんにどこで会ったか聞かれた時、俺は答えられなかった




だって、言えるか……？



俺らが会ってたみっちゃんが、一体なんだったのかも、分からないのに




説明できる自信もない






でも、



俺らが確実に、みっちゃんに会ってるのは確かなことで






太輔とみっちゃんが結ばれたことだって、



確かなことなんだ






藤｢……北山｣




｢みっちゃん…太輔が呼んでるよ？｣





返事してあげなきゃでしょ、






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