検索窓
今日:49 hit、昨日:48 hit、合計:304,908 hit

15 ページ15

·



「ごめん、昨日連絡できなくて」



バスルームから出ると、三ツ谷くんの話し声が聞こえて思わず足を止める






「うん普通に飲み。自力で帰れそうになくて、4人で飲んでたからほかの2人はもうそういう感じで俺しか面倒みれなくて泊まった。家知らなくて、あーそう高校の時の元カノね」




そのまま自然と続けられた言葉に思わず2度びっくりする






おそらく口調からして三ツ谷くんが話してるのは彼女さんだろう。


時間はまだ6時前。この時間まで彼からの連絡を待っていたのか、朝起きて彼からの連絡がなくて電話したのか、どちらにせよ彼女さんに申し訳ない気持ちになる。

こんなことを話していいのだろうか



少なくとも自分の彼氏がアルコールの入った状態で酔っ払った女の子とホテルに泊まったなんてどれだけ説明されても安心できるはずがない


加えて元カノだなんて。






「大丈夫だよ、本当に何も無いから」



という三ツ谷くんの言葉を聞いて不覚にも
あぁ、そうかと納得してしまった




·

16→←14



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (527 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1148人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Anju | 作成日時:2022年8月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。