◇ ページ7
.
しょうがないから適当に
食べ物やら飲み物やら
アイツのイメージで選んで買った
.
.
エントランスをくぐって
エレベーターに乗って、自分家のドアを開けたら電気がついてるっていうのも
俺にとったら、消し忘れたときぐらいしかないわけで 笑
ましてや
玄関でお出迎えって…もうさ、
夫婦じゃん 笑
.
.
「…お、おかえりなさい」
和「…ただいま…」
慣れない言葉に戸惑いつつ
部屋に入ると
テレビがついてるってこと以外
Aの荷物も、格好とかも全部今朝のまんまってことに気付いて
和「…あれ、もしかして、ずっとここにいた？」
「……ぇ、あ…うん」
和「昼は？どうしたの？なんもねぇでしょ、ウチ」
「……あの、うん、…でも、鍵が無いから…」
遠慮がちにそう言われてはっとした
和「…あ、俺が鍵持って出ちゃったんだ…」
「……、あの、でも、…私お腹空かなかったし…」
そう言ってAが
呆然とする俺に近付こうとした時、
.
ぐぅー…って
絶妙なタイミングで鳴り響いたお腹の音。
俺のじゃないってことは
確実に、Aの音。
.
「ひゃ…///」
慌ててお腹を押さえながらその場にしゃがみこむA
その、真っ赤になって恥ずかしそうな顔を見て
完全にやっちゃったなって思った
鍵俺が持ってっちゃったらAが出れなくなることくらい
ちょっと考えたらすぐ分かることなのに
それでも連絡してこなかったのは
Aの気遣いなのかな…って
ごめんな、ってそう思ったら
勝手に体がAの方に動いてて
しゃがみこむAの頭を、優しく撫でていた
.
和「…お前の分の鍵、作っとくから」
「……ぇ？」
和「……ふふ、飯、食おっか？」
テーブルの上に置いたコンビニの袋を指す俺を
目をぱちぱちさせて見るA
和「…その豪快な音、こんなコンビニのご飯なんかで満たされるか分かんねぇけど 笑」
からかうようにそう言うと
頬をぷくーって膨らませながら
「かずにぃの意地悪…//」
って真っ赤な顔でそう言った
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 524人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
檸檬 - こんにちは！檸檬です。わかるかな?『カズの隣で…』から来たよ♪こちらの二宮さんは大人だね。題名通りのストーリーなのかな？ところでコンビニのオムライスって美味しいのかな?私も食べたくなってきた(笑)これからは､こっちにも来るね｡ﾖﾛｼｸ(’-’*)♪ (2014年11月30日 7時) (
レス) id: 9544112958 (このIDを非表示/違反報告)
あすぅぅ☆ - 面白いです!!!!!頑張ってください☆ (2014年11月27日 19時) (レス) id: 3027382040 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 優しいな！暖かいの作品です！（笑）応援します！ (2014年11月25日 11時) (レス) id: 99fdbd78ac (このIDを非表示/違反報告)
紗英(プロフ) - のでしょうか！？楽しみです♪ (2014年11月25日 0時) (レス) id: 1e1635fee8 (このIDを非表示/違反報告)
紗英(プロフ) - お久しぶりです！覚えてらっしゃいますでしょうか…？紗英です。(笑)私もオムライス好きです、もう大好きです！(笑)黙々と食べてしまいます(^◇^;)会話の掛け合いが、なんかリアルで…、思わず笑ってしまいました(笑)この不思議な生活はどんな結末を迎える (2014年11月25日 0時) (レス) id: 1e1635fee8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
