sweet beautiful love

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授業が終わって、今日もいつも通り家に帰る。









帰る前に久しぶりにダンス部にでも寄っていこうかなあ、なんて思ってダンス部の練習場所に向かった。









？｢あ。｣





後ろから誰かの声がして振り返ると









『…………慎くん。』








なんとなく会うのが気まずい。




そっか、慎くんもダンス部だった。

なんで忘れてたんだろ。









慎｢Aさん、久しぶりです。

ちょうど、探してたんです。｣







探してた？








『なんで？』









慎｢あの、Aさん。


……………Aさんが、壱馬さんのこと救ってあげてください。


壱馬さんには、Aさんが必要なんです。｣









慎くんは俯いた後、真っ直ぐ私の目を見てそう言った。





救う？必要？




何言ってるか全然わからない。








私はもう来ないでって言われたんだよ？





私は必要ないんだよ？








私が何も言わないでいると慎くんが口を開いた。









慎｢壱馬さんはAさんに本当のことを全部話します。






……ちゃんと全て受け止めてあげてください。

お願いします。｣









慎くんは真剣な顔でずっと私の目を見ている。






そのあと、ゆっくり頭を下げた。









『どういうこと？



昨日はもう来ないでって言ってたし、私はもう必要ないんでしょ…？』









慎｢あれは本心じゃないんです。


とりあえずあの場所に行ってください。



壱馬さんを変えられるのはAさんだけなんです。




…それから、ずっと酷い扱いをしてすみませんでした。｣









『いや、それは大丈夫、だけど。』









…本心じゃないって？




少しは期待していいのかな。



でも私が変えられるって、どういうことだろう。




やっぱり川村さんはなにか隠してたんだ。









慎｢全て話すので、衝撃を受けてもちゃんと……受け止めてあげてください。｣









受け止めてるって……


よく分からないけど、全て話してくれるんだ。




川村さんには、何があったの？









私は慎くんと別れて、あの場所に向かった。

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