sweet beautiful love

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次の日の朝。

私は北ちゃんと樹と再び登校することにした。



昨日は一晩中泣いた。

だからたぶんスッキリしたんだと思う。




私は急いで支度をして家を出た。





そこで、見慣れた後ろ姿を見つけた。









『北ちゃん、樹 !!』









振り返った二人は、驚いた顔で私を見てる。









『この前は本当にごめん !!

私、二人のこと大好きなのに私の自分勝手で二人を傷つけた。


……本当にごめんなさい !!!』







私は反射的に二人に向かって頭を下げた。

…心臓がドクドクいってる…









北 「A……




…もういいよ。

あのときは悲しかったしびっくりしたけど、



…俺そんなに根にもつタイプじゃないし ..!笑」





樹 「そうだよ。

でも、来週からはちゃんと、一緒に登校……するよ。」








『北ちゃん、樹……


本当にごめん。ありがとう…!!!』









北 「うん、Aは笑った顔がいい !!!」









確かにまだ、川村さんのことは辛い。


でも、謝って良かった。









私たちがもとに戻れて本当に嬉しかった。









だって私は、この平凡ないつもの会話が、この時間が、この二人が


" 大好き "だから。









北 「てか、A目、赤くない？


……何か、あった？」






昨日いっぱい泣いたから、目がまだ赤いみたいで。






樹 「もう隠し事は、なしだよ ?」







樹が私の顔を覗きこんで言う。









やっぱり忘れることなんてできない。





好きな人を簡単に忘れられるわけない。







私が立ち直れるなら、支えになってくれるならこの二人にはいった方が、いいのかな……









いや、ダメだ。約束は破れない。



絶対言わない約束。

守らなきゃ。







『何もないよ !!昨日ドラマいっぱいみちゃってさー !!感動してめちゃくちゃ泣いたの。笑』
　









精一杯の笑顔で。








ごめんね、二人とも＿＿＿＿＿＿

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