sweet beautiful love

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壱馬「ごめんね。」







私の言葉をさえぎって、悲しそうに笑う川村さん。






どうしていつも、そんな顔をするの？









『……なんでですか。

私は川村さんのことをもっと知りたい。

なんでそんなにいつも寂しそうなんですか？

川村さんの悲しそうな顔を見るとわたし、とても胸が痛いんです。


川村さんの心からの笑顔が見たい。



………なのに、なんでそんな突き放そうとするんですか？』








いつもそういう雰囲気になった時とか、言いそうになった時、今も





いつも川村さんは話を変えたり遮ったりする。





やっぱり私のことなんとも思ってないのかなって思うけど、




もう来るのやめようと思うけど、









川村さんはいつも、またあしたって言う。





でも私はもう限界だった。



日に日に川村さんへの想いは強くなっていく。









私の川村さんに対する心の風船は、もう破裂寸前なのに。









壱馬「．．．ごめん。これ以上はもう…




ごめん。もう明日から、来ないで…？」









……え？


どうして？





昨日までは、また明日ねってそう言ってくれたのに。








やっぱり、私じゃ駄目なんだ。


私は川村さんのそばにはもう居られないんだ。









…………でもなんで？

なんでそんなに泣きそうな苦しそうな顔をしているの？





どうしてそんなに辛そうなの？






川村さんは何を隠しているの？









もう分からないよ。








『分かりましたっ…


今まで、ありがとうございましたっ。』





今まで短い間過ごしてきた時間はとても大切な思い出。


もう、ここには来れないんだ。






私は溢れ出てくる涙を拭いながら、その場から静かに去った。

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