暇がなくなりました (ページ31)

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暇つぶし３０ページ31

貴方)喉が乾いた。

時計を見ると深夜の一時

隣で寝ている彼を起こして水を取りに行ってもらおうと思い隣を見ると

貴方)うわ。

そこにいたのは范無咎ではなく謝必安だった

この人も傘を持ったまま寝るんだな

貴方)…。

この人が起きたら面倒だ

私は杖を使ってベッドから降りようと試みる

貴方)ぅ……。

無常)んん…。

まずい、起きちゃったかな

無常)……。

貴方)よし。

動きがないことを確認して再び動きはじめると体を引っ張られた

無常)ふふ、夜這いですか？ふたりきりだからってそんな…随分と大胆なことをしますね。

貴方)誤解です。私は水を取りに行こうとしただけです。

無常)その足で？

私の左足を冷たい手で撫でる

貴方)杖があるので大丈夫です。さっさと離してください。

無常)離したら逃げちゃうでしょう？

貴方)この足じゃ、今までみたいに逃げれませんよ。

無常)それもそうですね。あ、お水がほしいんでしたね。今取ってきます。

私をベッドの上に座らせキッチンの方へ歩いていった

貴方)はぁ…なんであんなのが

無常)無咎が寝たので入れ替わりました。それと、あんなのではなく謝必安です♡

貴方)はいはい、そうですか。お水ありがとうございます。白無常さん。

水が入ったコップを受け取ろうとしたが、腕の位置が高すぎて取れない

無常)謝必安♡

貴方)ありがとう、謝必安さん。

無常)ふふ、どうぞ。

水を飲み終わり、再び眠りにつこうとベッドに寝転ぶと真隣に謝必安が寝転んできた

無常)あぁ、可愛い可愛い私のお嫁さん。

貴方)私から離れて。あと嫁じゃない。

無常)そんな…。

貴方)じゃ、おやすみ。

無常)最近Aさんが冷たい…うぅ。最初はあんなに可愛らしい子だったのに…いつからこんな氷のような冷たい子に育ったというのだ。

貴方)早く寝ろ。

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白無常は主人公が好きすぎるあまり会うたびにべったりくっついていましたが、主人公はそれが鬱陶しくなり謝必安にだけあのような態度を取るようになりました。自業自得ですねー。