暇がなくなりました

暇つぶし２８ ページ29

バルクさんは作業をしながら質問をしてくる


狂眼)その足はなんだ。


貴方)試合で不具合がありまして、元に戻らなくなりました。


狂眼)神経は？


貴方)大丈夫です。


狂眼)それで、何しに来た。


貴方)私に足をくれませんか。試合に出たいんです。


狂眼)足のサイズと体重。


貴方)23センチ、35キロ。


狂眼)なくなった足の分も含めてか。


貴方)はい。


狂眼)また明日訪ねろ。


バルクさんが私達の方を振り返った途端、体が浮き部屋を追い出された


貴方)はぁ、疲れた…。


占い)仕方ない、帰ろうか。


ハンター館はとても広い


この足じゃ、ちゃんとサバイバー館まで帰れるかもわからないな


占い)動きすぎだ、少し休もう。


クラークさんは近くにある椅子を持ってきて座らせてくれた


貴方)ありがとうございます。


占い)君、私が思ってたよりもうんと軽かったんだね。最近はあまり食べてないと聞いたよ？時間がなくても一日三食食べなきゃだめ。


クラークさんは心配そうに私の足を見つめる


貴方)セクハラですか？


占い)えっ、これってセクハラになるのかい！？ごめん！


少し座って休んでいると黒無常さんが歩いてくるのが見えた


無常)お前ら何してんだ。


貴方)試合終わりですか？お疲れさまです。


占い)帰る途中、疲れた様子だったので休んでるんです。


無常)あぁ、そうか。明日も来るのか？


貴方)はい。そうですよ。


無常)じゃあ、今日はこっちに泊まっていけ。その体じゃ立つだけでも精一杯なんだろ。


占い)君はどうしたい？


貴方)…。


無常)もちろん泊まると言うならお前に不自由はさせない…俺が保証する。


貴方)分かりました。今日はこちらに泊まらせてもらいます。


占い)分かった。私は試合があるから帰るよ。明日は教授さんだから、ここにいると伝えておくね。


またねと言いながら帰っていくクラークさんを見送って、ゆっくり立ち上がる


無常)さぁ、行くぞ。


貴方)はい。


無常)まて、歩くなよ？俺が運ぶ、不自由はさせないと約束したからな。


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