幽霊コンビ 〜ミナとハル〜

笑って泣いてノリノリです。 ページ17

「っは？」

ありえない、何誤魔化そうと。
全く信じていない僕らを見て、ミナが慌てたように言う。

「いやいや、だから、今までのは嘘。大丈夫、本心はそんなに鬼畜じゃないから♪」

「何言ってんだ。散々馬鹿にして、今更嘘で〜すなんて誰が信じるかよ。」

そうだそうだと、リターもうなずいている。
(事の始まりは、お前だからな。)

「え〜、私が悪いの？信じてくれないの？じゃなきゃ私・・。ぐすん、ひっく、うぇ〜ん」

「んなっ！」

ま、まさかの 泣き真似⁈
(何なんだこいつは、怪物並みに怖い‼)

「ふふっ。あ〜あ、泣かせちゃった。」

(リター、何笑って何泣かせちゃっただ、調子ぶっこいてないで助けろ！)


ー最悪‼‼ー


「もう分かったから信じるから。ね、」

「っほ、ほん、と？」

「うん。」

「ありがどう〜！」

近寄るな！暑苦しい‼

「はーなーれーろっ！」

ドンッ‼

(あっ、ヤバっ。)

「いだーい！うぇ〜〜ん！」

まただー。
(お子ちゃまかっ！泣くなっ、泣きたいのはコッチだっつーの‼)

「もう、泣かないで、ほら〜(泣)」


ー・ーーー・ーーー・ーーー・ーーー・ーーー

ー約10分後ー

泣き止んだ。
↓
「よしっ、これから説明会を始めますっ。リターさん。どうぞっ。」

「はいっ。説明係を務めさせていただきますリターです。では早速ー」

(何故だ、何故こうなったー？)
あの後、カクカクシカジカで、何とかミナが泣き止んで、それで、急に仕切り出して今に至る・・・的な？

ってか何でリター、お前まんまとノせられてんだよ。ノリノリじゃねーか。

(あ〜なんか、)

「哀しい、」

「ハルなんか言った？始まるよ 説・明・会 ‼」

ミナ＞リター＝僕→←ヤバい奴

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