検索窓
今日:9 hit、昨日:5 hit、合計:34,475 hit

赤司4 ページ6

赤司side

男生徒「なら赤司任せたぞ♪」

女生徒「じゃあ…お願いね」

生徒会の鍵を閉め他の教室も確認する

大体が戸締り出来ているから大した仕事じゃない

…そういえば…このまま向かうと美術部だったな

彼女は居ないだろうが彼女の作品を見たい

既に全ての戸締りを確認した

俺は好奇心に駆られ美術部へ急いだ

扉を開けるとそこには…思わぬ人物…彼女が居た

キャンパスに集中して向かい合ってる彼女は

この間と違い凛と澄ましていた

しばらく無言で彼女を見守ったが一向に気付かれない

そろそろ下校時間が近付く頃だ

赤「藤…本」

声をかけたが彼女は反応しない

何度か声をかけたが返事はなかった

集中を折るのは居た堪れないが…

 トントン

貴「!ひゃっ!」

彼女はとても驚き絵筆を落とした

俺の顔をゆっくり見て何故ここに居るか尋ねた

休息日で生徒会の仕事をしてたと話すと

彼女は俺の体の事を心配してくれて

彼女の気遣いが心地良かった

彼女が今まで描いてた絵を見たい気持ちに駆られた

集中し過ぎて描いた絵はどんな作品なのか…

部屋が薄暗かったので彼女が灯をつけてくれた

照らされた絵は…素晴らしい物だった

構図も色も全ていい

建物も忠実に再現されている

これで未完成なんて信じられなかった

ありのままの感想を伝えると彼女は頬を赤らめた

♪"〜

下校時間のチャイムが流れた

他の作品も見たいが今日はここまでだな

ん?また見に来たいんだ…いいかな?

嬉しそうに彼女は笑った

君ともっと親しくなりたい

距離を縮めたい

だから所々の敬語はやめて貰いたい

仲良く出来れば深く…君と関わりたい

そんな想いを込めて手を差し出した

彼女は出しかけた手を引っ込め笑って返事をした

…そうじゃないんだ

俺の手を…握って?

手なんて汚れない

こんな素敵な絵を描いた手なんだ

触れない方が辛い

握った手は温かく小さくいつまでも握っていたかった

…そういう訳にはいかないな

彼女とまだ一緒に居たい

下校に誘った

ん?幼馴染と待ち合わせ?

それじゃあそこまで一緒に帰ろう

彼女が片付けをしてる間見えないように家の者へ連絡をした

迎えはいらない

ストバスコートの横で待機しろと

隣に並ぶ彼女を見て俺は胸が高鳴った

方向?あー…違うとは言えないな

話題を変える為に幼馴染の事を聞いた

この間も幼馴染の話が出て気になっていた

帝光のバスケ部なのか?

…ふーん3軍ね

藤本には言えないが1年で1軍に上がるのは…

赤司5→←赤司3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
379人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆい(プロフ) - はい! (2021年8月16日 20時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» いつもコメントありがとうございます!赤司君ストーリーが始まりましたが…まだまだ長くなりそうです。引き続きご愛読よろしくお願いします。 (2021年8月16日 12時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続編ですね!おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ochapy | 作成日時:2021年8月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。