EP33 ページ34
……誠凛戦が終わった。
予選でも大輝の試合は見てきた。
けど、ここまでとは……。
誠凛の11番。見た事ある。いつも忘れがちだけどカレとよく一緒にいた気がする。
桃っちの好きな人も彼だろう。
大輝のあのプレイスタイル……。見てて悲しくなる。
けど、顔に出しちゃダメだ。控室ではニコニコしないと。
けどみんなが気付くまでは……少しだけ……
〜控室〜
若「よーしゃ決勝リーグ初戦まずは圧勝ーー！！」
今「分かっとるそんな騒ぐなや」
桃っちは何か複雑な雰囲気を出している。
原澤「ホラホラじゃあ早く帰りましょう
反省はアトです」
先輩「秀徳倒したからどんなもんかと思えば
ハハハ！！
特に11番とか終盤全然クソだし最後までムキになっててサブっとか思ったし
とっとと諦めりゃいいのに」
ちょ、ちょっとこの人何言ってんの！！！
貴「ちょっと！！！せ、センパ…」
ッガ！！！
青「試合も出てねーのにピーピーうるせーよ
耳障りだから少し黙れ」
いきなりで驚いた…。大輝が暴言を吐いた先輩の胸ぐらを掴んでる。
…と、止めなきゃ！！
貴「青峰くんっ！ダメだよ！放してあげて」
大輝は先輩を放してさっさと控室を出て行ってしまった。
貴「青峰くんっ！！すいません、私追いかけます！先に帰ってて下さい」
桃「うん……よろしくね」
タッタッタ
貴「青峰くんっ！待って！」
青「……」
貴「青峰く、……大輝！」
青「…んだよ」
貴「……試合。お疲れ様。
まずは一勝おめでとう」
青「……サンキュ。
……なあ、なんであん時…
…やっぱいいわ」
貴「？？
みんなここで解散だし、帰ろっか？
荷物も洋服も大輝の持ってきてるよ」
青「…サンキュ。
…A、気がきくな。さすがオレの専属マネージャーだな」
貴「大したことじゃないからこれくらいはしっかりやらないと
あの……一緒に帰っていい？//」
青「あ？当たり前だろ。むしろ、Aの家まで送ってく」
貴「えっ？！そんな試合で疲れてるのに悪いよ！
それにここからだったら大輝の家のほうが近いと思うよ？」
青「ほら、さっさと行くぞ。
そういえば、なんでオレの家の方向知ってんだよ。
オマエ、オレのストーカーだろ笑」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 431人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ochapy | 作成日時：2017年9月14日 22時
