変わらぬ愛を君に捧ぐ【 sh 】 (ページ13)

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明かされる真実ページ13

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" ほんと紫耀ってバカだわ "

" 写真バラまくって脅したら付き合ってくれちゃってさ "

" まじでチョロいわ～ "

" Aさん守る為に必死なの。引くわ "

耳を疑うような内容ばかり。
紫耀って、平野くんのことだよね。
……写真ってなに？……私を守る為に？どういうこと？

資料室の前で動けずに居たらガチャっと開いた扉から
平野くんの彼女が出てきた。

女「……え｣

パッと私を捉えて驚いた彼女は後退りした。
冷静に、彼女を睨みつけて聞いた。

　「どういう意味か教えてくれるかな」
女「……聞いてたんですか」
　「だったら？」
女「……あの、今のは」
　「言い訳とかいいから真実だけ教えて」

彼女を追い詰めればポロポロ涙を流しながら白状した。

女「ごめんなさい！……Aさんと紫耀のことが羨ましくて」
　「……じゃあ偽りってこと？」
女「はい。紫耀は、私のことなんて好きじゃないです」
　「……なんでそんなこと」
女「付き合う代わりに " Aさんには何もしないで " って」

平野くんが私を守る為に、好きでもない子と付き合って、私との噂を止める為に私を避けた。知らなかった真実を聞かされた私には罪悪感しか残らなかった。

平野くん、聞きたいことがたくさんあるよ。
どうして、そんなことしたの。私の為にわざわざ、なんで……

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