相手は手強い その２ ページ47
あまりの急展開に
脳みそが追いついていかない。
ただ影から見ているだけの私に
急いで来てくれたユノが
「A、部屋に大事なものはないよね？」と
私に聞いたので、
「うん、仕事道具とかは全部タクシーに積んだ。
あるのは着替えと
ここで使おうと思ったバッグだけ」と答えた。
「なら様子をみよう」とユノ。
大久保さんはスタッフから鍵を奪い
志摩さんと一緒にキャリカン室へ入っていた。
そこにあまりに戻ってこないのを心配した
チャンミンもやってきてユノが事情を話す。
CM「分かりました、
それじゃ今から俺が突撃します」
そう言うとキャリカン室の前で
オロオロと何処かに電話をするスタッフに
声を掛けてキャリカン室に入っていったチャンミン。
「どうなったんだろう？」
YN「部屋に行ってみる？」
２人で急いで部屋へ向かうと
オロオロしていたスタッフさんが
「すみませんっ！
私は確認しようと思ったんですが・・・」と
半泣きの状態で私に訴えた。
すると「大丈夫、全部見てたから」と
ユノはスタッフさんの肩をポンと叩き
にっこりと微笑んだ。
それに安堵したようで
その場に座り込むスタッフ。
そして部屋の中の様子を覗くと
私を見つけた志摩さんが
「川原さんこれはどういう事ですか！
いくら彼等と親しいからって
やっていい事と悪い事ぐらい
分からないんですか！」と詰め寄ってきた。
「え？何が・・・」と私が言うと
「いくらお２人が信頼されてる方でも
これは見過ごせません」と大久保さんも
何かにご立腹だ。
「だからなにが・・・」と
意味が分からない私に志摩さんは
「コレよコレ！
なんで貴方の鞄に入ってるの？」と
大量のパスケースを目の前に差し出した。
「え？そんなの知らないですけど・・・」と
返事をすると
「言い逃れは見苦しいですよ」と大久保さん。
これはどうしたものだろう。
この２人が私に罪を着せようとしているのは
明らかだけど、それを分かってくれるのは
ユノとチャンミンだけだ。
今の状況は圧倒的に私に不利な状況だ・・・
否定し続けても信用度は相手側の方が
圧倒的にあるし、
でも事実、私は絶対にやっていない。
２人は私が犯人だと騒ぎ立て
私はどう無実を証明するか悩む。
そうしているちに
騒ぎを聞いたスタッフさん達が集まって来た。
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kawaetsu(プロフ) - せいさん» 犯人は・・・続編も更新しました！よかったらご覧ください！ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 1f17291763 (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - 千衣さん» 楽しい展開ですが肝心のチャンミンと主人公の恋バナどこかにいってしまいました（笑 (2019年11月10日 16時) (レス) id: 1f17291763 (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - ひよさん» わぁー感想ありがとうございます。書く励みになります♪ (2019年11月10日 16時) (レス) id: 1f17291763 (このIDを非表示/違反報告)
せい(プロフ) - いよいよ犯人が解りますね！更新が待ち遠しいです〜 (2019年11月10日 6時) (レス) id: 88e5882e0c (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 楽しい展開になって来ましたね！続きが楽しみです♪ (2019年11月9日 23時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2019年10月6日 19時
