サービスエリア。 ページ33
あと少しで０時。
「よし、いくよ〜」と
時計を見ながらカウントダウンしたあと
私の合図と共に消えていくライトアップをみて
２人は「わぁ〜!!」と喜んでくれた。
「僕の奥さん凄いでしょ？」と自慢げなユノ。
その後はタクシーを拾って帰ると言う２人を
ユノがドライブがてら送っていくと誘った。
恐縮していた２人だけど私も誘うと
「最高の１日だね」と喜んでくれた。
車内ではお喋りに花が咲く。
２人は同じ職場の長距離ドライバーさんで
お互い東方神起のファンと知って意気投合して
お付き合いが始まり、
ユノが結婚を報告したライブにも
来ていたらしい。
そんな２人の馴れ初めを聞いていると
突然２人がヒソヒソと会話し、
彼の方が
「違ってたらすいません。
ユノさん達って昔、
夜遅くに○○のサービスエリアに良く
居たりしませんでしたか？」と聞いてきた。
○○サービスエリア。
そこは私達が付き合う前からの
お決まりのドライブコースの例の場所。
「うーん…そうだね…」と珍しく
ユノが返事を悩む。
思い出の場所だから？
ユノは今まであの場所の事は
公の場で喋った事はない。
曖昧に答えたユノに彼女の方が
「実は私達はそのサービスエリアで仕事中に
デートしてたんです。とは言っても
休憩時間の１５分ですけど」と言い、
「あそこで僕達は行き先が別れるんです。
で、たまになんですけど
ユノさんと奥さんに良く似た人がベンチで
コーヒー飲んでるのを見掛けて
俺達と同じだねって話してたんです。」と
彼が話してくれた。
「一度、男性が女性に花束を
渡してるのを見て凄く素敵だな〜って思ってて、
それで今日お２人にお会いしたら
やぱっり似てるなって思って…」とちょっと
バツが悪そうに言う彼女。
きっとそれは私達だ。
それにあのサービスエリアではユノは
変装はしないからファンなら
気が付いて居たはずなのに
彼等は見てみぬ振りをしてくれていたんだ。
なんだかそれがとても嬉しくて
「やだぁ〜見られてたの〜♪」と私は答え、
ユノは「本当は俺だって分かってたんじゃない？
なんで声を掛けなかったの？」と２人に聞く。
すると「だってユノさんにも
プライベートはあるし、
何よりも２人が凄く楽しそうだったから
邪魔しちゃ行けないと思って」と彼。
「ユノ、素敵なファンが居てくれて
私達は幸せだね」と私はユノに微笑んだ。
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まゆまゆ(プロフ) - 完結お疲れ様でした。あまり遠くない将来にこんな出来事がおこるかもしれませんね。みんなもういい歳だし、チャンミンは人のモノになってしまったし（笑）最後まで楽しく読ませていただきありがとうございました。 (2020年4月8日 1時) (
レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - 完結ありがとうございました☆最後まで楽しく読ませて頂き本当に有難かったです(≧∇≦) (2020年4月7日 21時) (レス) id: b6eaa70bbf (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - 千衣さん» 読んで頂いてありがとうございます！大変な思いをされましたね。施設により色々な対応があるようですが、今回は自身の経験を元にこのような対応にしました。物語のもえママにはこれから反省してもらいましょう♪ (2020年4月6日 20時) (レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます♪家の子も学童時代にしつこい子によく怪我させられた事を思い出しました。鋏で刺されそうになった処を抑えた先生や迎えに来てた他の親御さんの目撃で大事になったんですが相手の方からの謝罪は無かったなー。 (2020年4月6日 19時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - わぁーぃ♪♪更新ありがとうございます(≧∇≦)/ (2019年12月16日 6時) (レス) id: b6eaa70bbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2017年11月27日 21時
