Cigarette love (ページ25)

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ランチの後。　（YN ページ25

Aさんが手にしていたのは
”灰皿”

テラス席なら煙草が吸えるので
あーさんも喫煙者だから２人でランチの時は
いつもこのお店らしい。

みんなで一服していると
「私たちだけの秘密の穴場だから
ユノさん内緒だからね！」と
冗談交じりにあーさんが言い、
暫くすると(仕事に戻る時間らしく
「今日は待たせちゃったし私の奢りね♪」と
颯爽と会計を済ませ帰って行った。

「僕までご馳走になっちゃって
よかったのかな・・・」と俺が言うと
「パパに連絡してくれたお礼だと思いますよ？」と
Aさんが言ったので遠慮なくご馳走になった。

「じゃぁ、今度は僕がご馳走しますね！」
そう彼女に俺は言う。

そろそろお店を出ようと言う話になり俺が
「これからどうします？
Aさん何時から仕事ですか？」と聞くと
「仕事は３時からですけど」とAさん。

今日は凄く楽しい。
出来るならもっとAさんと話してみたい。
そう思った俺は
「じゃぁ！あと２時間くらいありますね？
どこか行きますか？」と提案してみると
「どこかありますか？」と聞き返される。

行くならAさんの仕事場から
近いところがいいだろう。

そしてふと、宮野さんが
ここの３Fに珍しい煙草が沢山売ってる
お店があるって言ってたのを思い出し、
そのお店に行きたいと提案した。

彼女も喫煙者だからきっと興味があるだろう。

こうして３Ｆまで降りてくると若い女の子が沢山いたので
これは見つからないように注意しないとと思いながら
俺達はフロアＭＡＰ片手に
お洒落な雑貨店や紅茶専門店に
寄り道しながら目的地に向かった。