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その二十四 ページ27

「根っからの性悪女ね……!」

 「あら、褒め言葉をどうもありがとう。」

 「クソが……。それで、私をどうするつもり?不死川様に突き出す?それとも此処で殺す?」

 「そうねえ……、殺すのも良いし、アンタに襲われそう、って嘘ついても良いわね。」





 ニヤリと口角を上げてそういうと、女は更に顔を歪めた。あらあら、ただでさえ普通以下なんだから、せめて笑顔を心がけなさいよ。なんて心の中では思いつつ、女の出方を見る。

 そういえば此奴、何で侵入なんかしたのかしら。昨夜のうちに憎き後輩は帰ったし、恨みを果たすためでは無さそう。此奴に限って実弥さんを殺すとかは無さそうだしね。それらを踏まえた上で考えられることといえば……、





 「あぁ、荷物を取りに来たのね!」

 「正解、とっとと帰りたいんだからこの拘束を解くか早く殺してよ。」

 「……んー良いわ、殺さないであげるし、実弥さんに突き出すこともしないであげる。」

 「え?」





 予想外の私の言葉に、女は目を点にした。まあ、それはそうなるわよね。此処で此奴を逃したことによる私の利点は何も無いもの。それよか、実弥さんに突き出したり、襲われそう〜とか言ったりしたほうが断然私には利がある。

 けれど、そうしない。
 だって私、勿論この女は気に入らないけど、あの後輩って奴の方が不細工だしもっと気に入らないのよね〜!




 「アンタ、後輩のこと恨んでるんでしょ?もしそうなのだとしたら、この私が協力してあげるわ。」

 「……は?」

 「二回言ったりなんかしないわよ。一回で聞き取りなさい。」

 「聞き取れたわよ!でも、何で協力してくれるって……」

 「アンタよりもあの後輩ってやつの方が不細工だからよ。私、不細工嫌いなの。」




 私がそう言うと、彼女は更に驚いた様子を見せたけれど、一回で分かれよ、という視線を送り付けたところ、頭で整理するのか腕を組んで考え込み始めた。

 ……めんどくさいわね此奴。もう良いわ、話進めてやろう。





 「私があの後輩を陥れて、アンタに着せられた濡れ衣を取り払ってあげるわ。そして、私がアンタに望む条件は一つ……」

 「……ッ」

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雪製レンガ - テストの山…私もその合間で見つけた…ジゴクダヨネ… (7月14日 20時) (レス) @page2 id: aacf113ce1 (このIDを非表示/違反報告)
実弥&左馬刻&勝己Love - 初めまして!凄く面白いです。実弥推しなので、嬉しいです♡このまま実弥とくっつけ笑笑更新待ち遠しいです。更新楽しみにしています( "´༥`" ) (2021年12月7日 12時) (レス) @page48 id: a5d4d80cb6 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - テストは私が殺ってやる!⇠ 作者様は夢小説をお書きになって下され!! (2021年11月30日 20時) (レス) @page3 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
ななななな(プロフ) - こんなにテストを恨んだことはない、、、!作者様に早く更新できるようにして差し上げろ! (2021年10月12日 13時) (レス) @page49 id: ed46f7b247 (このIDを非表示/違反報告)
もかやん(プロフ) - テストの山大変ですね…(>_<)ファイトです*(°̀ᗝ°́)و (2021年10月12日 0時) (レス) @page49 id: c0d5dab732 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2020年1月13日 22時

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