先輩の部屋 ページ40
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「 こ、こ、こここここここって … 」
「 あ？俺んちだわ 」
勝己先輩に手を引かれ歩くこと数分。
私はなぜか大豪邸の前で立ち尽くしている。
「 親夜まで帰んねえから安心しろや 」
「 え、いや、そういうんじゃなくて！ 」
勝己先輩のペースに飲み込まれてしまって
頭が追いつていかない。
… いや、外で話すのはあれだからって、
来ただけだから！べ、別にそんな、やましいことなんて考えてないんだからね！！！！！！！！！！
「 突っ立ってねぇではよ入れ 」
「 は、はひぃ … 」
恐れ多いが、お邪魔させていただく。
玄関で靴を揃え家に上がり 先輩の後を着いて行く
見た目だけじゃなく、家の中も凄く広い …
私の家とは大違いだった。
この人容姿、頭脳、個性だけじゃなくて家柄も良いってハイスペック過ぎてついていけない
「 適当に座って待っとけ 」
案内されたのは、先輩の部屋だった。
シンプルで、綺麗に整頓された部屋。
部屋に無駄なものがなく先輩のいい匂いがする。
男子高校生とは思えないほどに清潔感で溢れている
その部屋の隅に腰を下し、荷物をすぐそばに置き
何処かへ行ってしまった先輩を待つ。
大好きな先輩の部屋にいるなんて、夢みたい …
思わずジロジロと部屋を見つめてしまった
「 んでそんな端にいんだよ 」
「 え、あ、なんか、恐れ多くて … 」
「 せめてこれ使え 」
少しして部屋に戻ってきた先輩は、制服から着替え
ラフな部屋着を着ていた。か、か、かっこいい …
思わず見惚れていると投げられる座布団を
間一髪で受け取れば、有り難く使わせていただく。
さっきよりはちょっと落ち着いた、かもしれない
「 オレンジとリンゴ 」
「 へ？ 」
「 どっちが良いか聞いてんだよ 」
「 あ、うーん … オレンジがいいです 」
「 ん 」
差し出された、オレンジジュース。
「 ありがとうございます 」
と、受け取りすぐに口に含めば、甘ったるいオレンジの味が口の中へと広がって行く。
勝己先輩はリンゴジュースを飲んでいた。
先輩もジュースとか飲むんだ … かわいい
「 で、話の続き 」
「 う、」
コト、と机にジュースを置いた先輩が悪い表情で
私を見つめながはそう言った。
「 じっくり聞かせてもらわねぇとな 」
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以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
