至福のひととき ページ3
.
１つ年上の先輩の爆豪勝己先輩に私は恋をしている
いや、正確には「 片想い 」だ。
昨年テレビで放送された雄英高校体育祭。
そこで彼を見つけた時心臓が飛び出るかと思ったほど
彼に一目惚れしていた
彼に近づきたいの一心で猛勉強し無事雄英高校に合格
初登校日の電車内で彼を見つけたときには
興奮のあまり壁に頭を打ち付けてしまうほどだった
「 なんの曲聴いてるのかな 」
決まった車両、決まったところで壁に寄りかかり
イヤホンをし音楽を聴く彼の姿はテレビで見るより何倍もかっこよく輝いていた。
毎日こんな間近で彼を見つめられる私はなんて幸せものなんだろう。
そう思いながら学校の最寄り駅まで揺られるこの数十分間が私にとって堪らなく幸せだった
「 お〜はよ、A 」
「 あ、おはよう！今日は早いじゃんか 」
あっという間に学校の最寄駅に着いてしまう
ここで私の幸せな時間は終わりだ。
彼は2年生。この異常なほどに広い高校は1年と2年では階も間違えば互いの教室を行き来するとなると数十分はかかるだろう。
はあ〜〜〜また明日の朝まで我慢。
「 まーた爆豪先輩のこと考えてんの？ 」
「 げ、ばれた。見抜いた？ 」
「 私の個性は風です残念 」
そう言い軽い風で私の前髪を揺らす友人に笑みが溢れる。
私の親友の彼女には爆豪先輩に片想い中なのはもちろん伝えてある。どころか毎日その想いをぶつけている
「 え！先輩たちが私たちの階に来るなんて何事！ 」
1人の生徒の声が耳に入る
… 先輩？
その途端に教室のドアがガラッと音を立てて開いた
そこに立っていたのは
「 癒入Aっつーやつどこにいんだ 」
紛れもなく私の想い人
「 用があっからさっさと出てこい 」
爆豪先輩だった
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 405人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
