先輩の寝顔 ページ18
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無事、4人全員で新幹線に乗ることができた。
2人ずつ横一列に座る私たちの座る順番はもう言わなくても分かるだろう。
「 東京まで2時間くらいで着くみたいですね 」
「 なげぇ 」
椅子に深々と座り腕を組みながら窓を眺める爆豪先輩
相変わらず横顔綺麗だな …
つい見惚れていると窓越しに先輩と目が合う。
なんだよ、と視線から伝わってきたので即座に逸らしたけど。
こういうんだから緑谷先輩にもすぐバレたのかなあ
「 A 」
「 え、は、え！？ 」
爆豪先輩から携帯に視線を落としていると名前を呼ばれる。ここで1番大事なのは、名字じゃなくて名前。
爆豪先輩に名前を呼ばれたのだ … ！！
嬉しさのあまり前の座席に頭を打ち付けるところだった。
「 肩かせ 」
その言葉と同時にボフ、と先輩の柔らかい髪の毛の感触が首元をくすぐる。
そう、私の肩に頭を置いているのだ。
お母さんお父さんごめんなさい。
私今にも昇天してしまいそうです。
「 ちょ、ば、爆豪先輩？ 」
「 っるせぇな黙ってろ … 」
機嫌悪そうにキッ、と上目遣いでこちらを睨まれるから何も言えなくなってしまう。それに、上目遣いが
とってもかわいい ………
少し肩元に重たさを感じるけれどさほどの不便はないのでそのまま携帯を触っていると規則正しい寝息が聞こえてくる。
ゆっくりと視線を爆豪先輩に向ければ予想通り
眠っていた。それも気持ちよさそうに。
ん〜〜〜〜〜 ……… 好き
思わず声に出してしまいそうになったところをなんとか堪えたため私はひどく不細工な顔をしていただろう。
肩を貸してあげているんだから、これくらい良いよね
そう1人で解釈し無音カメラで寝顔をこっそり撮らせていただいた。これは墓場まで持って行こうと心に誓った。
あまりにも気持ちよさそうに眠るのでじっと見つめているとなんだか私まで眠くなってきてしまって。
そっと爆豪先輩の頭に寄り添うようにし目を閉じれば
いつのまにか眠りについていた。
「 おい、緑谷 」
「 ん？どしたの轟君 」
「 あいつらってやっぱりああいう関係なのか？ 」
「 … うん、間違ってはいないのかもね 」
2人寄り添いくっ付き合いながら気持ちよさそうに眠る姿をまるでカップルだというように微笑ましく見ていた緑谷先輩と轟先輩の気持ちなんて知ることもせずに。
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以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
