好きな人パワー ページ13
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「 おはよ〜 」
「 随分くるの早いじゃん。なんかあったの？ 」
教室に着いても早く来すぎてしまったため、ぼうっとしていると着席時間の15分前親友が登校してきた。
いつもより早くに来ている私を驚いたような顔で見る
「 ん〜まあいろいろあってねぇ 」
「 ちょっと待って、あんた 」
さすが親友。私の顔がニヤついていたのだろうか、それとも感が鋭いのか。すぐに私のジャケットを掴むとなんで男物着てんのよ！と問い詰められる
「 え、これ？気になる？気になっちゃう？ 」
「 そういうの良いからさっさと言わないとこの上着校庭まで飛ばすわよ 」
「 無理むりむり、言うから！言います！ 」
個性で右手から風を出しながら言う親友。
この子ならやりかねない。そう思い今朝の一連のことを話す。作戦参加のことは秘密にしろと相澤先生に言われているので話せないんだけど。
「 え。あんたいつの間にそこまで進展してたのよ！！ 」
「 ふふ〜ん。まあね〜 」
怪しそうに私を見つめてくるから親友の目の前に立ちくるりと一回転する。そんな私をいつものように呆れた表情でため息をついた。
ごめんね、作戦のこと本当は言いたいんだけど先生との約束だから。
「 そうだ、記念に写真撮って、お願い！ 」
「 はあ〜？たかが上着程度で 「 いいからー！ 」
そう半端強引に親友にスマホを渡すとポーズを決める。はいはい、と凄く、それは物凄く面倒くさそうにしながらも写真を数枚撮ってくれる。
「 はいじゃあ次は2人で！ハイチーズ！ 」
「 え、ちょっと急すぎ 」
スマホを奪い取り自分たちへ向けると2人で写真を撮る。なんなのよ急に … と戸惑いながらも笑ってくれる親友は本当にいい子だ。
この子と少しの間会えなくなっちゃうって思うと
寂しいな。そう思いいつもより多く写真を撮った。
「 おら席につけー 」
そうこうしている内に担任が教室へと入ってくる
みんな自分の席へと移動する。席が離れてしまっていた私たち。親友が自分の席へ戻ってしまうのは名残惜しいけど仕方ない授業だから …
「 癒入、スマホしまえ 」
「 あ、はい！すいませんでした！ 」
すぐに上着のポケットにしまう。
少し動いただけでも爆豪先輩の匂いが鼻をくすぐる。
なんで好きな人の匂いかぐだけでもこんな幸せになれるんだろう。好きな人パワーって偉大だ。
このまま貰ってしまいたいくらいだった
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以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
