夢みたい ページ11
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「 先輩！もうこんな時間ですよ！そろそろ行かないと！！！ 」
お母さんに余計なことを言われそうになる前に被せてそう言えばじゃあ行ってくるね！と強引に爆豪先輩を連れて外に出る。
もうほんっとに …
「 おいまだなんも言ってねぇぞ俺 」
「 あ、た、多分大丈夫です！ 」
納得いかないような表情で軽く首を傾げている。
当たり前だ。いきなり大声を出して強引に外に出したんだから。嫌なように思ったかな、それこそ怪しまれたりした…？
「 まあいいわ。さっさと行くぞ 」
そう言いいつも通りポケットに手を突っ込みズンズンと歩いて行った先輩。はあ〜〜〜〜なんとも思われてなくてよかった。
これから一緒にいることが増えるっていうのに気まずくなるなんて考えただけでもゾッとする
「 さっさとついてこねぇと置いてくぞクソガキ！！！！！！！ 」
「 は、はい！！今行きます！！ 」
いつの間にか随分先の方まで行ってしまった爆豪先輩の怒鳴り声に一気に私に注目が集まる。
ま、じ、で、恥ずかしい！！！
重い荷物なんかお構いなしに先輩のところまでダッシュする。運動神経は悪い方じゃないと思うからすぐに先輩に追いつく。
特に大した会話を交わすわけでもなく、お互い無言で駅まで向かう。それでも私は幸せだった。だって好きな先輩と一緒に歩いてるんだよ！？
電車で横顔見つめるだけだった先輩と …
まるで少女漫画みたい。
「 お前、ちゃんとダチにも挨拶しとけよ 」
「 へ？ 」
駅が見えてきたところで爆豪先輩が口を開く。
あ、そうだ、今日からクラスメイトと共会えない日が近づくんだ …
「 当分会えねぇからだよ 」
「 はい！ちゃんとさよならの挨拶してきます！ 」
さよならとはちげぇけどな、とクスクス笑いながら改札を通る先輩。……… また笑った！？
「 ば、ばばばばばば爆豪先輩今笑い「 笑ってねぇしそれ前も聞いたことあるなぁ！！！！！ 」
今のは完全に笑ってましたよ！！と私も負けじと言い返す。だってほんとに笑ってたもん！
「 あーもう分かったよ。分かったから静かにしろ 」
くしゃくしゃと髪を雑に撫でられる。
あ、やばい、鼻血でそ………
「 っておい！！！！急になんだよ！！！！ 」
ほんとに出てしまった。
爆豪先輩は慌てながらもティシュで抑えてくれた。
もう死ねる ………
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以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
