私の使命は。3

捌拾玖 ページ41

次の日には青城と鬼殺隊の皆さんが来て私の回復を祝ってくれた。





それから1ヶ月。


今日は鬼殺隊の解隊式が行われる。







鬼がいなくなった今、鬼殺隊は必要ない。







鬼殺隊は全員、一般人としてそれぞれの人生を歩む。









『なんだか、緊張しますね〜』





宇髄「二次会はド派手に飲みに行こう！！」




冨岡「Aは未成年だ。」




不死川「オレンジジュースで乾杯だな。」




胡蝶「今日はバレー部の皆さんも来て下さるんですよね？」







『そうなんです！！』









そんな会話をしていると






澤村「A〜！」


『大地さん！！！』







菅原「俺らもいるんだぞ〜！」






『すみません笑』








黒尾「よっ！」


『えっ！？』









そこにいたのは音駒と梟谷の皆さん。








『東京から来てくださったんですか？』




夜久「お世話になったA達の大事な式だからな！」



猿杙「新幹線も楽しかったぞ〜」



小見「遠足みたいだったな！」







『ありがとうございます〜！』









本当にいい人が多すぎる…！！









及川「やっほーAちゃんっ！久しぶり〜」


花巻「俺らも来ちゃった〜」







『青城のみなさん！！』









伊黒「そろそろ始まるぞ」









「「御館様のおなりです。」」








柱を先頭にそこに集まった全員が綺麗に並び頭を下げた。







産屋敷「お早うみんな。今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな？」








「「『お館様におかれましても御創建で何よりです』」」

「「『益々のご多幸を切にお祈り申し上げます。』」」








御館様への最後の挨拶。




これは10人の柱全員で言うと決めていた。







産屋敷「みな、今日まで人のために命をかけてくれてありがとう。前世から合わせて長い間よく働いてくれたね。私の自慢の子供たち。自由で幸せな人生を歩むんだよ。」






「「『御意』」」








産屋敷「煉獄杏寿郎、宇髄天元、時透無一郎、悲鳴嶼行冥、不死川実弥、冨岡義勇、伊黒小芭内、胡蝶しのぶ、甘露寺蜜璃、如月A。」


産屋敷「柱としてのお役目、ご苦労さま。」







お館様の言葉に涙が止まらない。






産屋敷「この10人がいてくれて、一緒に戦えて私は嬉しかったよ。」







私も。御館様と、鬼殺隊のみなさんと出会えて本当に良かった。









産屋敷「今日、この場を持って鬼殺隊を解隊する。」






「「『御意』」」

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