【stpr】マフィン焼いたら家燃えた 2

マフィン51 ページ6

貴女サイド



今私の目の前はかなりシュールな光景となっている

なぜなら

こ「あー、えぇっとぉ・・・」

な「あのー、そのー」

莉「んっと、んっと・・・」

成人男性(三人)が可愛らしいうなり声を上げながら頭を抱えているからだ

何をそんなに悩んでいるのかは知らないし知ろうとも思わないが流石に人の目が多すぎる

だから三人の手を引きフードコートに移動した





『んで？何をそんなに悩んでたの？』

ポテトをつまみながら尋ねると三人はばつが悪そうな顔で互いの顔を見つめあう

こ「別にどうってことはないんだけどさぁ」

な「朝霧さんこそさっきすごく不思議そうにしてたでしょ・・・？」

なーくんが恐る恐る問いかけてきたのでそれに頷く

だって私の知る限り、りいくんの名前はりいくんだし

そんな思いが通じたのかりいくんは口を開いて弁解を始めた

莉「ほら、あの時ころちゃん混乱してたでしょ？だからりいと、持ってたぬいぐるみが混じって莉犬になったんだよ！ね、ころちゃん？」

こ「うんっ！！」

有無を言わせぬような笑顔を前にころんが必死でうなずく

いや、責めてる訳じゃないからもうちょい落ち着いて？

な「そ、そうだよねっ！混じっちゃっただけだもんふっ、いたぁっ！！」

そう私が思った矢先なーくんが頬を抑えて涙目になる

舌かんだのかな

りいくんがなーくんの背中をさすってあげている

『そかそか。なーくん大丈夫？』

とりあえずこれ以上言及して血だまりが出来たら堪ったもんじゃないのでそれ以上の詮索はやめておいた

いつか、遅くなってもちゃんと本人たちの口から聞けたらいいな

そう願って

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