【stpr】マフィン焼いたら家燃えた 2

マフィン57 ページ12

＿＿＿＿癒し・・・なんじゃない？

先ほどからずっと脳内でリピートされ続けるその言葉

せめて居候認定されなかったらそれでいいな、と思っていた私にはすごく甘い

えへへ、可愛いとも言われちゃった

こんなにも人の言葉で一喜一憂するなんてガラでもないだろうが私だって恋くらいする

好きな人からの可愛いは何よりもうれしいのだ

『んふふ』

私が頬を抑えてにやけていると段々恥ずかしくなってきたのかころんが立ち上がる

こ「先輩にやけるの禁止！忘れて！」

『へへ、むりぃ』

そう返すところんは勢いよくスマホを手に取り誰かに電話をかける

こ「もしもしりいくん！？先輩が手におえない！ヘルプ！」

スピーカ越しに聞こえるのはころんの縋りつくような声とは対照的な笑い声

莉「あはは、今日は先輩なにしたの〜？すぐ行くねん」

こ「頼んだ！」

あの、にやけただけで手に負えない扱いされる私ってなんですか？？






数分後

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

たぴちゃんを抱っこしているとインターホンがなった

『はーいっ』

私がパタパタと玄関に向かおうとするところんに止められる

こ「先輩朝あんなことあったんだから一日くらいちゃんと気を付けて。僕が行くから」

あ、そっか。と言うところんに頭をはたかれたので何も言わず、ミッフィ○になって部屋に戻る

少ししてがちゃ、と扉の開く音がした

今度はちゃんとしたお客さんみたい

だから私も廊下に顔を出すと案の定りいくんがいた

莉「先輩やっほー！」

『やっほ！』

うぇーい、と謎のハイタッチを求めるとりいくんは応えてくれる

莉「うぇーい！あ、あと先輩これお土産！」

そして綺麗に包装された袋を手渡して来た

なんだろう、かっぱえびせ○とかだったら嬉しいな。いや、後輩からのものは何でも嬉しいけど

袋を触って中身を当てようとしている私を見てりいくんがクスクス笑う

莉「んふふ、普通に開けていいよ？」

『ありがと！・・・わぁっ！』

袋を開けると中に入ってたのは莉犬くんverのるーむうぇあ

どうやって入手したのか聞こうと思ったけどなーくんと友達だから貰えたのかな、と考えてやめといた

代わりに満面の笑みでお礼を言った

『りいくんありがと！』

莉「どたまして！ん・・・？先輩、先輩腕どしたの・・・！？」

あ、隠すの忘れてた



ーーー
今朝見た夢のお話をブログとやらに書いたのでその宣伝(？)
http://ulog.u.nosv.org/item/cea8e242e7zesxE/1619763164/
松田さん・・・っ！！

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