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続きましてー、ロケマサくんの登場です。
こちらも腕を組んでうーんうーんと唸りながら顔を顰めて悩んでおられます。



ていうか相馬さんがやってる時に考えとけよって言いたくなったけど、あんなに短い時間じゃまあ考えるの難しいね。



ただ今画面上にはあたしとロケマサだけの空間が映っておりますけども、何卒ファンの方はどす黒い感情をおしまいください。
顔がいいのは確かだし中高大学生ぐらいに受けそうなフェイスだから1番怖いよ。



あくまでも演技ですからね!



「じゃあー…無難に、Aさんが仕事から疲れて帰ってきたってシチュエーションでいきます」


「…俺それしようと思ったのに……」


「すいません名人、早いもん勝ちっす笑」



それではロケマサ劇場の始まり始まり。
ロケマサファンの皆様はぜひあたしの顔を隠して、ここに居るのは自分だと自己暗示をかけてご覧下さい。



「ただいま、」


「おかえりっす!疲れた?」



満面の笑み。
主人が帰ってきた子犬のように近寄ってくる。



さりげなく手を掴まれてソファーへ誘導されると、そのままよっこらしょーと座った。
手を掴んだ瞬間の相馬さんの表情がすごかったよ。
乙女だよ。



「Aさん今日もよく頑張ったっすね」


「頑張ったよー…なんかご褒美ない?」



いいボールをパスしてあげよう。



「あるっすよ、ほら」



さっきの相馬さんと同じく、両手をバサッと広げた。
最初のような満面の笑みではなく口角だけが上がるような優しい微笑みを浮かべてる。
それでいてあざとく首はこてんと傾いていて。



こんなテクニックをこの子は持ってたのか?



「おいでA」



だが一筋縄で行かないのがヒカルチャンネル。



「…行かないよ、笑」



えっ、と口がまんまるになった。
あまりにもまぬけな顔に笑いそうになる。
ロケマサに屈するような女ではないぞ!



「じゃあ俺が行くっす」



ふわり、ロケマサの香水があたしに降りかかった。
大きい体が覆い被さるのと、相馬さんの歓声が聞こえたのは同時だった。

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яeu(プロフ) - セティさん» ありがとうございます。ものすごくモチベーションになりますm(_ _)m 頑張りますね! (2021年3月29日 21時) (レス) id: c91b141c55 (このIDを非表示/違反報告)
セティ(プロフ) - はじめまして。続き楽しみにしていますので、無理なく更新していただけたら嬉しいです。 (2021年3月29日 15時) (レス) id: 1fbb8090be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:яeu | 作成日時:2021年3月9日 21時

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