【ONEPIECE】51回目の人生はトリップ！？

二十六話 ページ27

サグメは膝から崩れ落ちる。

そんな、オレは、愛されたいだなんて

サグメには地面を虚ろな目で見つめることしか出来なかった。

「そんな天邪鬼に提案だ









俺と一緒に来い」

「は？」

「俺と一緒に来い。生憎、人殺しも神殺しもシュミじゃあないんでね。それともなんだァ？もし俺とコイツらを殺せたとして、あんた、これからどうやって生きていく気だァ？
ここまでオオゴトにしておいて、今後楽に生きれるとは思えねぇがな。」

Aはゆっくりと近寄りサグメの前でしゃがんだ、そして頬を両手でつかみ、無理矢理目を合わせる。
そして

「お前の生きる場所を与えてやる。」

やさしく

「愛してほしいなら、私が愛してやるよ」

その言葉は、赤子に子守唄を歌うようにやさしく、それでいて力強かった。







ああ、あったかいなぁ







この件は公にされ、裁判が執り行われた。
判決は”国外追放”
彼は二度とこの島に足を踏み入れてはいけない＿＿＿＿＿＿明日以降は、だが


「おばあちゃん」

「おや、この間のお嬢ちゃんだね」

「うん、俺もうちょっとでこの島出てっちゃうからさ、挨拶しに来たよ。この間はありがとう」

「いいのよ別に、お前さんがアレを止めてくれたんじゃろ？ありがとねぇ。あ、お煎餅でも食べる？」

そう言って、老婆はお菓子の入った缶を開ける

「いいや、遠慮するよ。イザナミ」

その言葉を聞くや否や、老婆の姿は豪華絢爛な着物の美女へと姿を変えた




＿＿＿＿＿＿＿＿

【補足】

※物語とは関係ありません

今回出てきたのはイザナミやアメノサグメと言った日本の神様です。と、言ってもかなり浅い知識で書いてしまったので、不快に思われる方もいらっしゃったかと思います。
そのように思われた方々大変申し訳ありませんでした。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます
また今後このようなことがある場合は、アドバイスや間違いを教えてくださると幸いです

補足の補足ですが、Aが愛してやると言っているのは船員や仲間としての愛です。
彼がどう受け取ったかは……まあ、これからわかるでしょう。

これからもよろしくお願いいたします！

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