Episode 97 ページ48
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「おい………。」
『ひゃあいッッッッ!!!!!』
ギギギギギッと機械音がするかの様に私の体は声のする方へとゆっくりと振り向く
そこには月の光を背にして立っている背の高い男性
ジンの姿
『ど、どうも〜、この間助けてくれたお兄さんじゃないですか〜ッ!
こんなところでどうしたんですか〜??;;;;;』
「誰に電話していた…」
『あ、えっとッ…あ、明日遊びにくる友達に晩御飯ジン…ジンギスカン!!にしようかな〜なんて、それで家の前に来たけど材料買い忘れちゃって〜ッ!!それで、電話を……』
「………こい。」
『へ!?え!?』
バサッ!と長い黒のコートを翻し、私のマンションの駐車場に泊まっているであろうポルシェへと足をすすめるジン
スタスタと長い足で歩くので私は蓮を咄嗟に抱き抱えて思わずその人の後ろ姿を小走りでついていく
(この世界の人たちってなんであんなに足長いの〜ッッッッ!!!
ついていくのがやっとだよ〜ッ!!!)
『ね、ママ…おにーちゃん、ジ…『シィーーッ……!』
蓮がジンさんの名前を覚えていることにビックリ仰天
名前を口にしようとしていたので速攻止めた
ポルシェの前に着くと運転席から降りてくるウォッカの姿
お前もいるんかーーーーい!!!!!
なんでこの人たち2人揃って教えてもない私の家の住所知ってて知らぬ間に駐車場に居座ってるの!?
嬉しい!!!嬉しいけど怖いよ!!!!
私の方へと周り、ガチャリと後ろのドアを開けてくれ「どうぞ。」と一言促してくれる
『あ、ありがとうございます……。』
蓮を抱きしめながらポルシェへと乗り込む
え?なんで素直に乗り込むの?って?
そりぁ!!!!殺 られるかor殺 されるかの2択だからだよ!!!
そんなもん!!!
《 乗りますか? 》 yes or yes
イエス一択しかねーじゃねーかぁあぁああ!!!!
恐怖だよ!!!
私には今逃げ場なんてものは用意されていないんだよ!!
わかる!?
腕の中には大切な蓮がいて財布と携帯と保険証とあ、日焼け止めスプレーあった…って役に立つか!!!!
顔にかけろってか!!!
もう十分、あんた美肌じゃん!!!羨ましいぐらい色白だよ!!!
とまぁ、ツッコむのはこれぐらいにしておいてこの状況をどうするか……さっき零くんに電話したけど思わず切っちゃったし……ッ
でも、零くんだったらわかってくれるかなぁ……。
う"ぅ"うん…ッと眉間に皺を寄せて考え込んでいた
『あっこして。』
そんな蓮の声が聞こえた。
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RINA(プロフ) - 玲さん» 告白!!お待ちどう様でしたッ!!日課にしてくれているなんて( ; ; )ありがとうございます!まだ続きます!お楽しみにしててください!! (2021年11月2日 16時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ようやく告白!!!更新されて仕事終わり色々片付けて寝る前に読むのが日課になるほど続きを楽しみにしてます! (2021年11月2日 6時) (レス) id: bb3e3e235e (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 音猫さん» 3回も見てくださるなんて!!すっごく嬉しいです(泣)!!少しずつ安室さんとの距離も近づきつつ、ジンとも接触!まだまだ面白く書いていきます!頑張ります! (2021年10月26日 23時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
音猫(プロフ) - こんなに尊くてにやけが止まらない小説初めてです!めっちゃ面白いので投稿頑張ってください!ちなみに全話3回読ませていただきました! (2021年10月26日 22時) (レス) @page35 id: bc85421f32 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2021年10月25日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINA | 作成日時:2021年6月21日 7時