Episode 67 ページ18
降「俺が出ていって少し経った後に出てくるんだ
次、ジンに出くわしたら特定されかねない」
『わかりました…。』
抱っこしていた蓮をストンッと私の隣に下すとしゃがんで蓮の頭を撫でる
降「蓮、ママを守ってあげて。
パパはお仕事に戻るから
特に、あの沖矢昴とかいう男からも守ってやってくれな」
『あい!』
ビシッ!と敬礼をする蓮の姿はなかなか様になっているんではないだろうか?
この子は将来パパみたいに警察になるとか言い出すんだろうな…
降「じゃあ…」
『あ、気をつけて!』
降「あぁ、ありがとう。」
片手後ろにヒラヒラと手を振り人混みへと消えて行く零くんの後ろ姿
『ママ〜、すばるにーだいじょぶかな?』
『ハッ! ほっときっぱなしだった!』
私たちは零くんを送った後すぐに店内へ戻り、ガラスの中が空になったコップを前に外を眺めている赤井さんに全力で頭を下げるのだった
戻った後も零くんのことを聞かれたがポアロの仕事の買い出し〜とか申し訳ないが誤魔化しておいた
私たちそのままお開きという形で店外へ出る
『沖矢さん!ほんとにすみませんでした!
せっかく誘ってくださったのに、1人にさせてしまってッ』
沖「大丈夫ですよ、気にしないでください。」
『ありがとうございます。』
『あ!それと…』
私は零くんに言われたことを思い出し、赤井さんの腕をグイッと引っ張って彼に耳打ちした
『…デパートの入り口付近にジンのポルシェが停まっています。
実は、私ここに入る前に車の中のジンと目があってしまってそれで急いでデパートの中へ入ったんです。』
赤「……ほぉ………。」
『だから、赤井さんは大丈夫だと思うのですが、念のため気をつけてくださいね。』
赤「あぁ、ありがとう。」
つま先立ちしていたかかとをストンッと地面につけると赤井さんの大きな手が私の頭をわしゃわしゃと撫でた
『すばるにー!ぼくも!』
するとそんな私の姿を見た蓮は『僕も僕も!』と頭を撫でろ!と抗議していた
赤井さんは「ははっ!」と笑いながら蓮の頭をわしゃわしゃと撫でる
赤「それじゃあ、俺は行くよ。
君こそ、色々知っている身なんだ、気をつけるんだぞ。」
『はい、ありがとうございます。
まだ、ジンがいたら困るので私たちはもう少しここにいます。』
赤「あぁ、そうだ、これ。
もし何か困ったこととか、助けてほしい時は連絡してくれ。」
先程もらったレシートの裏に番号を書いてくれた
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RINA(プロフ) - 玲さん» 告白!!お待ちどう様でしたッ!!日課にしてくれているなんて( ; ; )ありがとうございます!まだ続きます!お楽しみにしててください!! (2021年11月2日 16時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ようやく告白!!!更新されて仕事終わり色々片付けて寝る前に読むのが日課になるほど続きを楽しみにしてます! (2021年11月2日 6時) (レス) id: bb3e3e235e (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 音猫さん» 3回も見てくださるなんて!!すっごく嬉しいです(泣)!!少しずつ安室さんとの距離も近づきつつ、ジンとも接触!まだまだ面白く書いていきます!頑張ります! (2021年10月26日 23時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
音猫(プロフ) - こんなに尊くてにやけが止まらない小説初めてです!めっちゃ面白いので投稿頑張ってください!ちなみに全話3回読ませていただきました! (2021年10月26日 22時) (レス) @page35 id: bc85421f32 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2021年10月25日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINA | 作成日時:2021年6月21日 7時