Episode 66 ページ17
私がそんな言葉を零くんに投げかけると大きな目をパチクリと見開いてポカーンとしている
そんな顔をされると思っていなかったので思わず開いた口が塞がらず、しかしずっと見ていると思わず笑いが込み上げてきてしまって『ブハッ!』と笑ってしまった
『アッハハッ‼︎
すっごい顔!零くんのそんな顔初めて見たッ!
アハハハッ‼︎///』
こんなシリアスムードで笑うなんて私の肝はどうかしていると思うが、笑いを堪えられなかったお腹に聞いてほしい
私が笑っていると蓮も笑い始め、すると零くんまでも笑い始めてしまった
ひとしきり店の入り口で3人揃って笑い合うという奇妙なことをしていることで周りの人からはジロジロと見られているが私はそんな気にしない
降「はー// 久しぶりにこんなに笑ったな。
A、約束してくれるか?
お前達は、俺の前からいなくならないでくれ。」
そんなことを言われ、私はニコーッと微笑む
『えぇ、もちろん!
ずっと零くんの隣にいるね!』
『ぼくもー!』
蓮ははーい!と手を上げる
私は息子を抱っこしている零くんに恐れ多くも背中に腕を回してポンポンッとあやすように叩いた
降「……ハハッ、子供みたいだな、俺。」
『男の子はみんな何歳になっても子供なんですよ〜。ねー!』
蓮にも同意を求めるときょとん?とした顔で『ねー!』と返してくれる
そんなことを言っていると片手でぎゅっ!と抱きつかれた
まさかそんなことをされると思ってなかった私は所謂、推しに抱きつかれたと同じなので思考停止
私より全然背の高い零くんは私の肩に顔を埋めて「はー。」とため息をついた
降「お前といると落ち着く…。」
それは確かに数秒だった
だけど私には何時間にも感じた
固まっていると、ふと体にかかっていた重みが消え、零くんの暖かさが離れていく
降「すまなかった。迷惑かけたな。」
『そそそッ!!!そんなことないです!!!////』
私の真っ赤な顔を見て、ふっと笑う零くん
しかし、すぐに真剣な顔になり、右耳のインカムを指で抑え周りをキョロキョロと見渡している
バ「えぇ、わかっていますよ。
いえ、切っていてすみません。ちょっと知り合いに会ってしまって…
は?わかりました。一旦戻ります。」
ピッという音と共に、こちらを振り向く零くん
『バーボン初めて見た。かっこいい…///』
降「A、俺はもう戻らないといけない
今すぐ出て行くとおそらくお前が見た場所にまだジンの車がある」
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RINA(プロフ) - 玲さん» 告白!!お待ちどう様でしたッ!!日課にしてくれているなんて( ; ; )ありがとうございます!まだ続きます!お楽しみにしててください!! (2021年11月2日 16時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ようやく告白!!!更新されて仕事終わり色々片付けて寝る前に読むのが日課になるほど続きを楽しみにしてます! (2021年11月2日 6時) (レス) id: bb3e3e235e (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 音猫さん» 3回も見てくださるなんて!!すっごく嬉しいです(泣)!!少しずつ安室さんとの距離も近づきつつ、ジンとも接触!まだまだ面白く書いていきます!頑張ります! (2021年10月26日 23時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
音猫(プロフ) - こんなに尊くてにやけが止まらない小説初めてです!めっちゃ面白いので投稿頑張ってください!ちなみに全話3回読ませていただきました! (2021年10月26日 22時) (レス) @page35 id: bc85421f32 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2021年10月25日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINA | 作成日時:2021年6月21日 7時