第八十一話 ページ36
_________……美しい花には棘がある。
そう言ったことわざがある。今まさに目の前にいる女性にはそんな言葉が似合うだろう。
堕「ふぅん、少しはやるみたいだけど…やっぱり駄目ね、人間は。」
久々の隊服に身を包んだ私達の前に現れた鬼。それは女性だった。
美しい顔には恐ろしいほどの殺意が沸いている。
炭「(早い…動きが読めない！それに何だ？あの帯は…)」
堕「そう、そうね…そっちの貴女。」
私に視線を向け、可笑しそうに笑う彼女。何だろうと思いながらも刀を強く握る。
堕「綺麗な顔ね。髪は血みたいだわ。綺麗なものは好きなの。
一瞬で殺してあげるわ。傷はつけたくないもの。」
「…お手柔らかに。」
男「おい何してるんだお前たち！！」
騒ぎをききつけた人達が窓や扉から顔を覗かせている。その内、一人の男性が飛び出してきた。
堕「…うるさいわね。」
炭「だめだ下がってください！！建物から出るな！！」
その瞬間、素早い何かが周りをかけた。
私と炭治郎さんは刀でそれを払う。…が、あまり意味はなかったようで。
男「グッ、アアッ…！」
遊「ひっ、弘さんっ、嫌ァア！！」
ブシュッ。と炭治郎さんと私の胴体から血が溢れた。
屋根が斬れ、人も斬れ、呆気なくそして糸も容易く崩れている。
私は後ろにいた男性を見る。…片手は切断され、血が流れていた。
男「っ…ぐ…」
「落ち着いて下さい。今止血しますから。ゆっくり息をして。」
近くに落ちていた布を広い、腕を縛る。大丈夫、死ぬことはないはずだ。
炭「安全な所に…逃げて下さい…貴方は絶対、助かります…」
深く息をして、目の前の鬼から目を離す事をしない炭治郎。
そんな彼に対し、鬼が一言。
堕「あらやだ。生きてたの？不細工が。早々に死んだら？」
その言葉に炭治郎さんの気配が変わった。
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こはね - 今日から俺はのも見てみたい、です！ (2021年10月11日 9時) (
レス) @page30 id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 更新ありがとうございます！何度読んでも面白い作品ですね!! (2019年11月17日 10時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - つるぎさん» コメントありがとうございます！そういって貰えると嬉しいです！更新頑張ります！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 鬼舞辻無惨さん» コメントありがとうございます！ってまさか無惨様…！？あ、ありがとうございます…！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 最初から読ませてもらいました。とても面白かったです!!ナンバカのほうも宜しくお願いします！!楽しみにしてますね! (2019年10月20日 20時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グロリアス
| 作成日時：2019年9月4日 20時
