【歌い手】ひきこもりでも青春がしたい！！

第十三話 ページ15

「くそ、さっきの絶対編集の力で粉みるくクソ確定してやる…」


「パソコンのデータ全消しすんぞ」

「ちょ、待てよ、冗談だろーが！」


ヒラの言う通り、キヨ、フジを家に入れてから気づいたんだけど。


「あれ、こーすけ居なくね」


「気づくの遅くねww」

「こーすけは、今日は大阪で飲み会らしいよ」


「まじか…しね」


私が理不尽にもこーすけに人生の終わりを告げると、ひでぇ、と言いながら、ひじきのじ、とき、の奴はゲームの入った箱を漁り出した。

お前ら本当来たらすぐそこ漁んのな。礼儀がなってない。


「よし、スマ〇ラすっか」


「いいけど、お前らまじで勝てんの？私ス〇ブラだけはかなりやりこんでるからね？」

「言ってろww」


そしてなんやかんやで、1回戦。

「うぇーーい！！大乱闘スマッシュ〇ラザーズヒジキ+粉でやるぜー！！俺はﾘﾝｸ！」

「おい、粉って。粉みるくでーす。ｶｰﾋﾞｨにしよ」


「ヒラでーす！ﾖｯｼｰでいいや」

「粉wwwフ、フジですwじゃあﾋﾟｶﾁｭｳでww」


「いやお前ら可愛いかよwww人間俺だけじゃねーか」


動画を回してスタートしたはいいが、フジ。お前笑いすぎだろ。

別に粉でも通じるしいいけど！！


「でもﾘﾝｸって人間じゃなくない？」

「俺も思ったww」


「どっちでもいいだろ別によう！！」


そして今度こそ1回戦。フィールドは、終点である。


私はとりあえずうるさい奴らを叩き落とす。ｶｰﾋﾞｨは以外と無敵だからな！


「待って粉マジ邪魔wwwガードしか使ってねぇwww」


「はっはっは！！そしてここでドローップキーック！！！」


キヨをぶちのめして振り返ると、フジにひたすらタマゴを投げつけるヒラの姿があった。

いやまじで可愛いかよ…


「ちょ、遠距離攻撃強くない？！さっきから俺の攻撃受けてる？！」


「おらおらおらおら！！！ってわ、ﾘﾝｸ！！あーー！！」


「フジの敵討ち……って落ちる！！」


説明しよう。フジにタマゴを投げつけまくっていたヒラの隙をついてキヨが必殺繰り出し、ヒラ退場。

それを見てた私がキヨに制裁を与えたのである。


でもキヨは涼しい顔してフィールドに戻ってきた。

ちっ。


「残念だったな！俺はそんなちょろい攻撃には負けな……うわああああまじかよ！！！wwww」


「謝れ。くそ」

「すんませんした。くそ」


そして最終的には、私の完全勝利だった。

「まぁ、当然の結果かな」


「くそうぜぇこいつww」

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