森の奥のお家

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あれから数日経ちました
狼を見た翌日、狼がいた所に行ってみましたがブランケットはありませんでした

淳｢さて、お洗濯も干したし買い物行かな｣

街への買い物…
行きたくないですが、行かなければ生きて行けません
いつも通りフードを被りマスクをし、今日は伊達メガネもかけました

｢おーい！｣

外に出て行くぞ！と気合いを入れ直した時、遠くから声が聞こえました
辺りを見渡すと、こちらに走ってくる崇裕くんの姿がありました

濱｢淳太！久しぶりやん、どこいくん？｣

にっこにこの崇裕くん
つられて淳太くんの顔も綻びます

淳｢濱ちゃん久しぶり！えっと…今から買い物なん｣

そう言うと、淳太くんの顔は元通り、どよーんと沈んでしまいました
それを見た崇裕くんは、いい事を思いつきました

濱｢淳太、あと30分だけ待っててくれへん？一緒にいこうや！準備してくるから｣

そういうと、返事も聞かず森の中へ走り去ってしまいました

淳｢もぉ、返事してへんのに｣

そう言いながらも、顔がパッと明るくなった淳太くん
フードを脱いで、花の咲いていない花壇の縁に腰掛けました

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