番外編 おはぎ。 本編パロ ページ32
なぜかその日は無性に甘いものが食べたくなって思案していた。
「うーん、何にしようか…」
栗きんとんでもいいし、みたらし団子とかでも…
「やぁ!A!」
「お、煉獄さん。丁度いい所に!実は甘いものが食べたくなったので菓子を作ろうと思ったんだが…なにか食べたいものあるか?」
そう言うと煉獄さんはうーん、とちょっと考えて
「おはぎがいい!!」
「お、いいな!おはぎ作ろう!!」
折角なのでほかの皆にも分けてあげよう。小豆は沢山あるし、お米も十分にある。
「一応こし餡とつぶ餡両方作ろうかな…」
_________
「よし、これくらいあれば足りるだろう」
大き目なお盆に各100個ずつ、計200個用意してみた。御方様は勿論、柱の人は大概大食いという所を考えると丁度いいかもしれない。
「さすがA!!とてもおいしそうだ!」
「それはどうも。煉獄さん、すまないが御方様のご家族分を包むのを手伝ってほしいんだが…」
「わかった!!」
よし、綺麗に包み込めた。
「最後に風呂敷で包み込んで…藤の花を添えよう。うん、可愛い」
早速御方様におすそ分けしに行こう。
____
「失礼いたします」
「やあ、月詠さん…今日はどうしたのかい?」
「大したことではないのですが…おはぎを作りましたので、おすそ分けにと…」
私はおはぎを包んだ風呂敷を彼に渡した。重さで大体の人数分を確認したのだろう。
「うん、とてもいい匂いだ…ありがとう。皆で食べるよ」
「はい、それでは…」
______
よし、残りは柱の人たちと皆で…
「うまい!うまい!」
「さすがAさん…甘さ加減も控えめで食べる側の配慮も感じさせます…」
「南無阿弥陀仏」
「うまい…」
「きゃー!これAちゃんが作ったんだよねっ!すっごく美味しい!」
「甘露寺が喜んでる…」
「こりゃうちの嫁に負けてねぇ!」
「もぐもぐ…」
「ちょっと待て、なんでもう食事会みたいになってるんだ!!」
ほとんどの柱が私の作ったおはぎを中心に食べ合っているとは…!!
そしてすでに結構減っている!!
「あ、A!!ちゃんと渡せたのか?」
「渡してきたよ!?それより私が聞きたいのは…」
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スプラン(プロフ) - 紫陽花さん» コメントありがとうございます!すみません、剣道に関してはど素人で適当につけた設定でした…!詳しく調べて、改めて書き直します!ご指摘ありがとうございます! (2020年2月19日 22時) (レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - すみません、大変面白く読ませてもらっているのですが、一つ気になることが…。9話で主人公さんが「剣道6段」を所持しているとのことですが、まず、剣道6段の昇段試験を受けるには、年齢制限で最低28歳になってないといけません。少し現実的ではないかと… (2019年9月16日 20時) (レス) id: cb5753e0d8 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - ラムさん» 40票目ありがとうございます(`・∀・´)パソコンの部屋にエアコンがなくて手詰まり状態です…もう少しお待ちください(´・ω・`) (2019年7月29日 0時) (レス) id: 07c7378595 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 40票目の星は頂いたぜ!!ほんとにこの作品にはドキドキさせてもらってます!! 更新頑張ってください!!!!!!! (2019年7月26日 13時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 星ポッチが30になってました!アリガトウゴザイマス! (2019年7月12日 23時) (レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スプラン | 作成日時:2019年6月24日 23時