Re:67※ ページ21
「なっていいの…オオカミ?」
唇触れるギリギリまで顔を近づけ、頬に手を添えながら聞いてみた…
「もう、…なってんじゃん…」
「そう?」
宏光が視線を流すように真横の鏡に向ける…伏し目がちに移る視線と睫毛の跳ね上げに、つられる様にオレも鏡に目を向けた
そこに映ってんのは、オレと宏光の二人…
誘うような熱っぽい眼差しが、鏡越しにオレに向けられている
あ、ホントだ…
「…オレには見える…太輔の耳と…牙…」
「クス…宏光にしか見えない…耳と牙?」
「…そ…」
クイッと口角を上げ、オレの首に腕を回す
「オレだけの…オオカミ…最高にカッコイイ…」
「じゃ、…食べていい?オレの赤ずきんちゃん?」
「どこから?」
「…やっぱりココでしょ……ッン…チュ…」
言うなりオレは噛み付くように宏光の唇を塞いだ
柔らかく…始まりの全てを伝えてくるその感触に二人で充分に酔いしれていく…
一秒だって離れたくない…1ミリの隙間も作りたくない…気持ちと同じだけ唇を重ね合わせ、想いと同じだけ舌を絡ませる
口許から流れるトロミのある雫までも零れ落ちることが惜しくて、添えた指先で掬い取り、キスの合間に相手の指を舐めあった
「好き…っ、太輔…っ、ア…ン好き…っ」
「大好きだ…ッ、ひろ……このまま食べ尽くしたい…」
額や頬のラインを唇で辿りながら、首筋から肩に手を這わす…そのまま肩からフワモコを肌蹴させ、下に着ていたタンクごと引き剥がす、剥き出しの肩を、確かめる様に掌で撫でていった
露になる吸い付くような肌のキメ…ソレは既に掌に馴染んでオレの一部になっていた
「最高に…キレイな肌……齧りつきたくなる…」
白い喉とデコルテ…
カラダを離し宏光を背中から抱きしめ、鏡の前に立たせた
「ひろ…目開けて前見て…」
オレから受けてる刺激に浸りきってる宏光の意識が少しだけ戻る…鏡に映る自分の艶めいた姿にパッと目を逸らし顔を背けた…
「なんで避けるの?」
「…って、…見んの、恥ずかしい…」
「…今日このままがいい、鏡の前でひろのコト愛したい、オレに抱かれてるひろの可愛い姿…ひろに見せたい…」
全部…オレのもの…
それを知って欲しい…触れてる場所も鳴く場所も…オレがどれだけひろのコト愛してるか、どれほどひろに夢中なのか、伝えたいと思った
そっと耳朶に唇を触れさせ「させて…」と囁いた
「…一つだけ、お願い聞いて…」
「なに?」
「…部屋…少しだけ暗くして……明るいの、ヤだ…」
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GAYASAKURA(プロフ) - こっちゃんさん» 何かソレに絡んだお話upしたいと思います!宜しければまた他作にも遊びに来てくださいね!コメ大感謝です! (2017年2月24日 20時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - こっちゃんさん» こんばんは!コメありがとうございます!璃久の運命の人、どこにいるのでしょうw太輔ダンナが唯一恋敵と認めたので、まあまあいいヤツだと思いますww今は北海道で野外舞台を作ってる設定なんですwそう言えばホワイトデー間もなくですねw《雪華》がオールupしたら (2017年2月24日 20時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 充瑠さん» お話をお届け出来ればと思っております!宜しければ、また他作も覗いて見てくださいね!コメ大感謝です! (2017年2月24日 20時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 充瑠さん» こんばんは!コメありがとうございます!はい、何とか…無理くり終わらせましたw呆気ないわァとポチりながら思ってしまいましたが、ちょこっとでも楽しんでくださってれば嬉しいです、反省点抱えてのupとなりました、またこの夫婦にオファー依頼があればちゃんとした (2017年2月24日 20時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃん(プロフ) - 終わってしまいましたね。 葉山くんが運命の人に逢えたら良かったのですが、 ホワイトデーもあるので、ちょっと期待はしてますが。(。-_-。) (2017年2月24日 14時) (レス) id: 2a4d3f96ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GAYASAKURA | 作成日時:2017年2月12日 13時