l wish to be your only one …エピ４

ヒカル…２０※ ページ22

泣きそうな顔で…宏光はオレを見上げていた

こんな表情…ホントに反則なんだけどな

「離れてた間、このキズ見る度に…オマエが無事で良かったって思ってた…自分より大切な人がいるってわかったから、オレは、もうなんだって出来ると確信した…だから、宏光と二人で生きてくための準備もこうやってできたんだ、オレは…改めてこのキズに感謝してるよ…このキズと記憶の中のオマエの笑顔が、会えない間ずっとオレを支えてくれたんだ…だから、もう謝るな…」

「…太輔…」

頬を伝うキレイな涙…あの日から決めたんだ…何があってもオレが宏光守るって…オレの全部で、幸せにするって…

跪いたままの宏光…見上げる顔が可愛くて…その頭と頬に手を添える…宏光の瞳が、少しだけ艶を帯びた様に思えた…

「…させて……」
「…ひろ…」

そのまま、オレのデニムのベルトを外し、ボタンとファスナーを下ろす

「…いいの？」
「うん、…してもいい？」
「オレに拒否権あんの？」
「ｸｽ…無い！」


ニコッて笑うと、宏光はボクサーとデニムをずらし、既にカタチを成してるソレに唇を寄せてきた……

久しぶりのその感覚……

最初は口に含んでるだけの拙い行為が、カラダを重ねるにつれ、オレを虜にするほどテクをアゲてきていた…

「…ッ、ひろ……も、ウマ過ぎ…ア…ﾝｯ……ﾝ……ﾊｧ…っ…ｸｯ…」

気を抜くと、ホントに全部持ってかれる…まだ終わらせたくないオレ…与えられる感覚を逸らせようと試みるけど…

「…ﾊｧ…たい……ﾝ…ｲｯﾃ……っ」

ソレから少し口を離し、潤んだ瞳で切なく伝えてくる…

「…オマエの中で、イキたい……繋がろ……」

口から外させ、オレも全部脱ぐとソファに座り、宏光を後ろから抱くように膝に座らせた

「…もう、こんななってる……オレのシながら感じてたんだ…」

足を開かせ、その熱い中心に手を添えると、オレはゆっくりと上下に手を滑らせた…

オレのと同様、ひろもトロトロになってて滑りはいいから…すぐに息が上がってくるのがわかる…

「ｱﾝ…太輔……っ、そんなコト……オレが先に…ハ…ｱﾝ……っ…」

「構わねぇよ……何回だって気持ちくしてやるから…」

片手はソレに…もうひとつの手は胸元の敏感な部分に…唇は耳許…

オレの知ってるひろのhitポイント全てを攻めて追い込んで行く…


「太…太輔……っや、キス…キスして…」


掠れる声とオレの頭に絡み付くひろの腕…

顎に手を添え、オレはその瞬間を決めるようにキスした

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