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Aside

病院に搬送されてから、何時間経ったかなんて覚えてる訳ないわ。

手術中のランプが消えて、顔を上げた。

医者が出てきて、

「一命はとりあえず取り留めましたが、起きるかどうかは本人の意志によります。...起きても、一部後遺症が残るかも知れません。」

『...はい、ありがとうございます。』

病室に入れられ、寝てるうみと俺だけになる。

包帯に巻かれて、酸素マスクを付けて寝る姿は、見ていたくなかった。


ふと、スマホの存在を思い出す。

クラレ先生を選んで電話をかける。

『...あ、どうも。とりあえず生きてます。』

kr「...そうか。良かった。」

『...学校はしっかり行きます。...鬱の事は、出来れば内密にお願いします。』

kr「でも、...いや、分かった。今度お見舞いに行くよ。」

『...はい。そうしてあげてください。では、』

kr「...何かあったら電話するんだよ、」

はい、と言って電話を切った。

次にLimeを開いてグループを開く。

"鬱が事故に"そこまで打って消した。

変に広めたくもないし、言う気にはならなかった。


スマホをポケットに押し込み、うみの髪を撫でる。

『...何、勝手に出てって事故にあって死にかけてんやよ。』

声が震える。

『ホント、ご飯は冷めちゃうし、声はかけないし、電気は付けっぱなしだし、』

涙が滲む。

『...全く、手のかかる弟やで。』

頬を涙が伝って落ちていく。

一粒落ちたのを境にぼろぼろと零れ落ちていく。

もう一度、ふわりと頭を撫でて立ち上がる。

『明日、帰りに来るわ。』

それだけ言えば病室を出て、帰る。


家に帰って、冷めたご飯を食べる。

鬱の分は明日のお弁当にでも詰めちゃおうと冷蔵庫にいれて。

後片付けも済まして、簡単に風呂も済まして部屋に入る。

ベッドに倒れ込めば、すぐに眠りについた。


朝、重い体を起こして学校に行く。

担任(エーミール先生)とぺ神先生には事情伝えた。

朝に何人かにうみは休みかと聞かれたけど、休みだと伝えた。

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ゆとは(プロフ) - 苺華さん» へ、泣かんでください...?まだ続き書くんで、涙は最後に残してください...。(?) (2019年10月5日 7時) (レス) id: f7fb952562 (このIDを非表示/違反報告)
苺華 - やばい、、泣きそう笑 (2019年10月4日 23時) (レス) id: 1128e57cc5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとは(プロフ) - 紗柿さん» え、純粋に嬉しいです。僕自身、語彙力が足らないのに、そう言って頂けるととても嬉しいです!ありがとうございます! (2019年7月7日 18時) (レス) id: 3a54a8b465 (このIDを非表示/違反報告)
紗柿(プロフ) - 作者様の選ばれる言葉とか表現が好きです!これからも更新頑張ってください、応援してます! (2019年7月7日 18時) (レス) id: 1a7abc7277 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとは(プロフ) - 雪うさぎ@国民同盟/新垢さん» ん???あの、ありがとうございます!主が無能系は確かに多いっすね。いや、でも、ふと思ったんすよ。...両方実は有能にしてしまえば?と(語彙力)コメントありがとうございます! (2019年7月6日 21時) (レス) id: 3a54a8b465 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆとは | 作成日時:2019年6月28日 21時

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