弟が無能な訳ない【wrwrd】

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Aside

...ねぇ、いきなりなんやけど、超絶寝たい時ってどんな時や。

俺はな、

『学校行きたくねぇ！！！』

学校の日の朝、しかも月曜日の時や。

金土日でひたすら本読んでたまにゲームして、寝た。

そんな休みを過ごした次の日、時間割に従うとかダルすぎてやりたくないわ。


...てことで寝よ。

??「いや待って、何2度寝しようとしてんの？！」

『...眠い。うみ、休むて連絡いれてーや。』

ut「電話せんからな？！」

『...けち。』

目を擦りながら重い体を起こす。

やっと起きたと言ってからおはようと微笑むうみを見て、舌打ちした。

こいつはとんでもなく作り笑顔が上手い。

そんな笑顔を見せられても何も嬉しくないわ。


...だって、大切な弟が無理して笑ってるなんて、耐えられたもんじゃないわ。

何時からか嘘をついて笑う様になっていた。

最初は違和感があって、理由が分かったのはその2年後。

すぐに気付けなかった自分を恨み呪った。

何でだと。


でも、そんなの気にしても意味が無い。

昔みたいな、くしゃっと笑う笑顔が見たいだけや。

ut「...A、どうしたん？」

考え事をして顔を詰めていたからか心配そうに見るうみ。

大丈夫だと微笑めばリュックを肩に掛けて外に出る。

うみ、行くで。と声をかけて外の奴らを見た。

シッマとシャオちゃん。近所の2人は良く一緒に登校する。

kn「おう！やっと来たんかお前ら。」

sh「全く、あっついんやから待たせんなよぉ、」

kn「どーせ大先生が寝坊したんやろ？w」

sh「ホント、はよせぇよな？w」

ut「はぁい、気ぃつけるわ。」

俺が眠かったんだ。

前から眠くて俺が遅れてたとしても、うみのせいになる。


まず、これが嫌いなんや。

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