白布家の白布サン “3” 【HQ】

101 ページ17

白布 「帰るぞ。」



『あ、うん！


皆さん、今日はありがとうございました！



春高で戦えるの、楽しみにしてますね。』




牛島 ｢ああ。必ず決勝まで登ってこい。｣



『当然です。



では！』






うわぁぁぁ、言っちゃった！言っちゃったよぉ…



私が直接戦うわけじゃないのにね！？



馬鹿だね！？私！




なんて考えてたら、賢二郎に手を握られて


ずんずんずんずん進んで行った



なんでそんなに歩くの早いのよ…



『賢二郎、もっとゆっくり歩こう？』




白布 ｢悪ぃ。ちょっとな。｣



『もー…ほら、帰ってご飯食べよ！』



白布 ｢ああ。｣






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


＿＿＿＿＿＿



澤村 ｢じゃあ、テストも終わって今日から谷地さんが正式にマネージャーとして入部してくれるということで…｣



清水 ｢はい、仁花ちゃん。｣



谷地 ｢わぁ！｣




澤村 ｢じゃあ、せーの！｣




全員で、背中を向けて




“烏野高校排球部”



という文字を指さす


ふふ、仁花ちゃんが入ってくれるのかぁ


嬉しいな！




｢｢『ようこそ！烏野高校排球部へ！』｣｣





谷地 ｢よろしくお願いしゃす！！｣




こうして無事に仁花ちゃんも入部




東京遠征まで、




残すはテストの結果を待つのみとなった。




『良い？田中、夕。』



田中 ｢はい…｣



西谷 ｢はい。｣





『赤点取ったら、許さないから。



1週間練習後自主練も付き合わないし、アドバイスもしないから。』




田中 ｢そ、それは！｣



西谷 ｢頑張るしかねぇな！！｣





うん、こんなのでやる気になってくれるなら万々歳だけど。




本当に大丈夫だろうか、、





いや今頃になってこんなに心配しても意味が無い




だってもうテスト終わっちゃったし。



力と2人でやれるだけやったんだ



大丈夫だと信じることしかできない



頼むから、私たちの頑張りを無駄にしないでくれ。

102→←100

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す