恋柱の妹は恋愛に疎い

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無一郎side








簪店に着いた。




さっきは急に、Aが


『ありがとう』


なんて言ってきたから、少し動揺した。









後、少し嬉しかった事もあった。





Aが、僕と同じような

「痛み」を感じていると分かったから。




え？ドＳだって？





そんな訳ないじゃん((ちょいＳ






だってずっと、

こんな気持ちは僕だけしか抱いてない

と思ってたんだ。






僕は、Aの事を考えるだけで

愛しくて、辛くて。





泣きたくなった時もあった。






それぐらい、Aの事を

好きになってしまった。




もう、後戻りは出来ない。






だから告白した時も


ああ言って、自分を元気づける事しか


出来なかったんだ。







本当に、僕は弱い人間だ。






こんなにも、君の事だけで

体が壊れそうなくらい、

気持ちが高ぶってしまうのだから。









あぁ、早く







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君を僕だけのモノにしたい。

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