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無「じゃあ、僕がAにあげたい物、今から
選んでもいい?」
『え、う、うん。でも良いよ!!無一郎くんが
せっかく働いて貰ったお金だし……』
無「僕、柱だから休暇もあまり無いし、金も
そんなに使わないから大丈夫。」
『え?』
無「ん?」
『無一郎くん、柱なの?』
無「え、うん。知らなかったの?」
『う、うん………てっきり、お姉ちゃんの
後輩さんかと…………』
無「そうだったんだ」
無一郎くん、お姉ちゃんと同じ「柱」なんだ。
凄いな、柱って。
鬼殺隊の最強の称号を
無一郎くんは受け持ったんだ。
しかも、無一郎くんって今14歳だよね?
え、ヤバくない?
私より1つ歳が下なのに柱って………
自分が惨めに見えてくるよ………
無「耳飾りとかは?A、似合いそう」
『私はなんでも良いよ。無一郎くんが
くれる物だったら、どんな物でも嬉しい!!』
えへへ、と無一郎くんに笑ってみせる。
ほんの微かに、無一郎くんが笑みを見せたのは
見間違いだったのかな……?
___________________________
無一郎side
街なんて、来るべきじゃなかった。
さっきから通りすぎる男達が
Aの事、凄いジロジロ見てるから。
本当に、Aは可愛すぎて困る。
僕もあんまり、Aの事になると
余裕無いし。
無「ねぇ、A。こんなのどう?」
『うわ〜!すっごく可愛いっ!!無一郎くん、
センス良いね!!!』
うわ〜、A
すっごく可愛い。
マジで鼻血出そうなんだけど。
耳飾りを扱う店にやって来た。
いろんな、Aに似合いそうな
耳飾りがあるから、すっごく迷う。
本当にここ、Aの為に作った店??
いや、Aが可愛いから
何でも似合うのか。((A馬鹿
『あ、あそこのお店も可愛い〜っ!!』
Aの目線の方に目を向けると、
きらびやかな簪の店があった。
無「A、簪好きなの?」
『一時、集めてた時があったの。お姉ちゃんが
誕生日に簪をくれたのが、きっかけで』
無「へぇー」
きゅ
Aの手を握る。
小さくて、細い華奢な手。
強く握り過ぎたら、折れてしまいそう。
だからこそ、優しく優しく握りしめる。
『ちょ、無一郎くん………!!』
顔を少し赤らめながら、僕の方を
仔犬みたいな目で見てくる。
あぁ。
やっぱり好きだ。
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真緒 - とても面白くて続きが楽しみです!頑張って下さい!! (2022年5月2日 23時) (レス) @page6 id: d533a9e97d (このIDを非表示/違反報告)
智焚氣 - 更新楽しみにしてます! (2021年10月24日 13時) (レス) @page29 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
僕バナなぁ(プロフ) - 更新待ってます! (2020年6月28日 15時) (レス) id: e9a1e390fd (このIDを非表示/違反報告)
KANON(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!! (2020年1月30日 18時) (レス) id: ed2b24d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき - とても面白いです!続き待ってます! 頑張ってください!( ≧∀≦)ノ (2020年1月30日 15時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KANON | 作成日時:2019年12月3日 18時