48話 ページ22
爆豪｢追え！｣
瀬呂｢早く！0Pだぞ！早く！｣
物間｢あ、怒らないでね。煽ったのは君だろ？宣誓で何て言ってたっけ？恥ずかしいやつ…え〜…
まぁいいや、お疲れ！｣
爆豪｢1位だ…ただの1位じゃねぇ…俺がとるのは、完膚なきまでの1位だ！｣
マイク《残り1分を切って、現在轟ハチマキ4本所持！ガン逃げ野郎緑谷から、1位の座をもぎ取ったァ！上位4チームこのまま出揃っちまうかァ！？》
物間くんに更に煽られ、爆豪くんの元々火がついていた怒りに更に火をつけた。
爆豪くんは、私達に何の相談もなく爆破で飛んでいった。
切島｢待て！待てって！勝手すな、爆豪！｣
物間｢円場！ガード！！｣
爆豪｢でっ！｣
爆豪くんは、円場くんが作った見えない空気の壁にぶち当たる。
｢っしゃあ！！｣
爆豪｢うおりゃああっ！！｣
爆豪くんは見えないはずの壁をぶち破って、物間くんからハチマキを2本もぎ取った。
ハチマキをもぎ取った爆豪くんを、瀬呂くんが回収する。
マイク《爆豪チーム、2本奪取で3位に！この終盤で、順位が変わりゆく！若気の至りだ！》
瀬呂｢飛ぶ時は言えってば！｣
切島｢でもこれで通過は確実｣
爆豪｢まだだ！｣
瀬呂｢はあ？｣
爆豪｢完膚なきまでの1位なんだよ取るのは！｣
切島くんの頭を叩きながら叫ぶ爆豪くん。
爆豪｢さっきの俺単騎じゃ、踏ん張りが効かねえ！行け！俺らのポイントも取り返して、1000万へ行く！！｣
瀬呂｢ったく…｣
爆豪｢しょうゆ顔！テープ！｣
瀬呂｢瀬呂な！｣
瀬呂くんのテープが、物間くんの腰に巻き付く。
そして、瀬呂くんがテープを膝に戻す勢いを利用して、私達は物間くんに迫っていく。
爆豪｢でやァ！｣
BOOM!
マイク《爆豪容赦無し！やるなら徹底！彼はアレだな、完璧主義者だな！！さぁさぁ、時間もあと僅か！》
爆豪｢次！デクと轟んとこだ！｣
残り10秒を切り、爆豪くんが1人で轟くんと緑谷くんの所に飛んでいく。
爆豪｢クソデク！！｣
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